始まりの始まり
どうも、桜田吾妻です。
どうやらアキト君が魔族を追い払うようなので見てあげてください。
それだけです。
「お願い、アキト君!女体化してよぉ!」
「やだよ!あれ疲れるんだよ!」
「ねぇ〜いいでしょ〜!?ちょっとだけだから!」
「その台詞昨日も一昨日も言ってたじゃねぇか!そんな先っちょだけだから!みたいなこと言われても信じられねぇから!」
こいつの名前は「リティ」。言ってること、やってること、頭の中全てがトチ狂っているという天才的な阿呆だ。
ただ、阿呆のくせに乳だけはでかい。どれくらいでかいかというとバレーボールくらいだ。とにかくでかい。
そしてまぁまぁ可愛い。金髪のポニーテールが似合っていると(俺の中だけで)話題だ。
「あ、また私の事阿呆だとか思ってるでしょ!?」
「勘だけはいいなお前!?」
「それ思ってたって言ってるのと一緒だよ!?」
「ハイハイ、思ってました。ごめんなさいね、お馬鹿なリティさん。」
「むーーーーっ!!」
やっぱりリティをおちょくると面白い。いつおちょくっても新鮮な反応で俺を楽しませてくれる。
「キリオカ様。それ以上リティ様を馬鹿にするような言動をなさる場合はそれなりの処置を取らせていただきます。」
「すべて事実だろ.....ってその刀をおろせ!分かったから!もう何も言わねぇから!」
リティをおちょくっただけで斬ろうとしてくるトチ狂っている奴2号の名前は「デス」だ。
こっちは乳が小さい。というかほとんどない。無乳だ。
だがこいつも可愛い。だがこっちはぬいぐるみ的な意味だ。めっちゃちっこいし。
この前グレーのショートカットの髪をわしゃわしゃしたら半殺しにされた。怖いです。
リティををおちょくったのにこいつが怒った理由はでデスがリティの従者だからだ。
まー理由は色々あったみたいだがかなり前からデスはリティの従者だったとか。
そして何で俺がこんな奴らと一緒に居るか。
それは1週間前に遡る.....
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俺はこの世界で唯一の「人間」と呼ばれる種族の生き残りだ。
今から五年前、「魔族」と呼ばれる者達が突如現れ、あっという間に人間を滅ぼした。
魔族は強大な力を持ち、何の能力も持たない人間はただ滅んでいく様を眺めるしかなかった。
しかし、人間が滅んだ事によって危機感を抱いたほかの種族の「妖精」や「獣人」、「半魚人」達が力を合わせ魔族を撃退したらしい。
そして人間が住んでいた領土はほかの種族たちで分ける事になったそうだ。
その為、人間の死体や建物のガレキなどを片付けるため、全種族総動員でそれらの除去が行われることになった。
その際に発見されたのが俺、「霧丘秋人」だ。
発見された時は家で意識を失っていたらしい。
まるで何かに守られていたかのように体にはかすり傷ひとつなかったそうだ。
今は古くから付き合いのあった獣人のおばさんの家にお世話になっている。
学校には通わず、おばさんが経営しているレストランの手伝いをしながら日々を過ごしていた。
あの日までは。
ここまで読んで下さり感謝を申し上げます。
実はこれ初投稿ではないんですよね。
闇に消えた作品があるんですよ。
まぁどうでもいいんですけども。
投稿ペースは2、3週間に1話ぐらいだと思います。
投稿が遅かったら他の作者さんの作品でも読んで待っててください。
ではでは。