宿りし魂の詩
「背中流し終わりましたよ、結衣さん。そう言えば、人形のままでも、感覚はあるんですよね? してみてもいいですか? 返事ないですけど、いいですよね? せっかく二人で旅行に来たんですから、楽しまないと……ちょっと待っててくださいね。先に体拭いて、それから、連れて行きますから……結衣さんの胸……やっぱり大きいですよね。いつかエロ本見つかった時に、結衣さん、Eカップでごめんねなんて言ってましたが、俺、結衣さんのEカップが一番好きです。柔らかくて、でも張りがあって、程よい大きさで、近くで見ても、遠くから見てもバランスが良くて。もちろん、好きなのはおっぱいだけじゃないですよ。顔も手も足も背中もお腹もお尻もアソコも全部好きです。ちょっとお茶目ですぐにすねちゃうところなんかも可愛いです。ああ、結衣さん好きです。今日はもう生身になれないから、結衣さんの声聞こえないですけど、でも、俺、結衣さんの愛情が伝わって来る気がするんです。上下の口だけじゃなくて、心でもつながってますから。俺、ほんと旅行に来てよかったです。親のこと心配しないで一日中結衣さんと一緒にいられる。今日なんか、結衣さんのビキニ姿見られて感激でした。毎日裸見てるのに、薄布だけで覆われてるのを見るとそれはそれで興奮しますね。でも、結衣さんが泳ぎヘタなんて意外でした。結構、運動神経良さそうなイメージあったんですよ……なのに、無理して背泳ぎしようとするから、思いっきり水飲んじゃうなんて、ほんとドジっていうかおっちょこちょいですよね。挙句、水着のブラまで外れますし……まあ、ポロリを見るのは、全裸を見るのよりも嬉しい時がありますから、あれはあれでラッキーですよ。でも、気をつけてくださいよ。結衣さんみたいな綺麗でスタイルもいい人、男はみんな見てますから、今日だって、結衣さんのことじろいじろ見てる人がたくさんいましたし……水着外れた時は俺がすぐにガードしましたけど……近くにいた男の子がすごく見ようとしてましたから……俺の結衣さんなのに……はぁ、キスしてもいいですか? はぁ……結衣さんが一日中生身でいられたとしても、着替えは部屋で済まさないとダメですよね……男の子なんて年齢一桁でも女の人の裸ジロジロ見るんですから……だから、それもあって俺が先に部屋で着替えさせたんですよ……結衣さんは俺のものですから……大事です、すごく……ああ、結衣さん、そろそろいいですか? じゃあ、失礼しますね……はぁ……結衣さん。手つないでもいいですか? 結衣さん……結衣さん……ずっと、一緒にいて……幸せになってください……俺、一生なんでもしますから……結衣さんがしたいっていうこと全部……結衣さんが望むようにしますから……はぁ……全然反応ないですけど、でも、俺すごく嬉しいです。好きな人とこうして結ばれてるだけで、すごく幸せな気分になれるんです。これからもずっと一緒にいてください……はぁ……いいです……できれば死んでからも……結衣さんも亡くなってから、幽霊でいられたんですから……やぁらかい……多分、俺もなれますよね……それが無理でも、せめて同じお墓に入りたいです……あったかい……結衣さん……好きだよ」




