最終話「再出発」
ピットに戻る2人。
今日までの思い出を話していた。
その時、真結の視界から愛が消える。
「愛!!」
「ご、ごめん…もう体がだめかも…」
「…ッ」
愛を抱きしめる。
「ありがとう…私のチームを守ってくれて…」
「だって、あんたは最高の親友だもん」
その後、現地の病院で検査を受け、帰国できることがわかったので、日本に帰国してから精密検査を受けることになった。
都内の病院。
「え〜、下半身不随ですね。」
「そうですか…」
「クラッシュなどの影響でしょうね。」
「でも奇跡ですよ。この頚椎の損傷だと、首から下が麻痺していてもおかしくありませんでした。」
「そうなんですか!」
「ですが、もうレースは難しいかと。」
「大丈夫です!もう次の仕事決まってるんで!」
翌年、Elite Formula Series開幕戦富士スピードウェイ。
「ついにうちも2台体制か。」
「だね。」
真結と、車椅子に乗った愛がピットを見る。
藤色の38号車と83号車が整備されていた。
「愛せんぱーい!」
「お、キタキタ」
「真結、紹介するよ。今年、恋華と乗ってもらう相田梨音。」
「相田梨音です!」
「あなたが今フォーミュラEで引っ張りだこのレーサーさんね。よろしく。チームオーナーの山野真結です」
「さぁ、予選が始まるよ!2人とも、準備して!」
「「はーい!」」
「いいねぇ。明るいって。」
「だね。あの2人がいるだけでもチームが明るくなる。」
38号車と83号車にドライバーが乗り込む。
そして、あのV12エンジンに火が入る。
去年とは違い、2台体制ということで音量も迫力満点。
「予選スタート、予選スタート」
2台がピットから飛び出していく。
「さ、2人のお手並み拝見よ…」
Love a Race 完




