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Love a Race  作者: 銀乃矢
22/22

第21話「逆転優勝」


『ファイナルラップ!ファイナルラップだよ!エイデンとのタイム差は0.7秒!どこかでオーバーテイクできる可能性もあるよ!』



ヘアピンでエイデンのイン側に飛び込もうとする。

しかし、エイデンも歴戦の猛者。

そう簡単には抜かせてもらえない。



「…タイヤを使いすぎたな。かなりカウンターステアが必要になってきた。」

エイデンはコーナーへの進入、脱出でカウンターステアを当てる頻度が増えてきていた。

彼が履いているタイヤはすでに20周以上走行したミディアムタイヤ。

『エイデン!後ろからネギシがものすごい勢いで追い上げているぞ!』

「わかっている!」


2台はコーナーが連続する最終セクターに差し掛かる。


「チャンスはもうほぼ残ってない…」


「KERS起動!」

愛はステアリングのKERSのボタンを押す。

「これでコーナーの脱出速度を稼ぐしか…」


エイデンの1号車と愛の38号車は2台並んだまま最終コーナーへ。

チェッカーフラッグが振られる。

2台が通過する。


「…!」

なんと同着。


しかし、その後、審議団が映像を見て繰り返し検証する。


レース後、結果が発表される。


審議の結果は

〈アイネギシとエイデン・タケダ・フィーレン アイネギシの1位が決定〉


なんとこの時、愛とエイデンの結果は0.001秒差。

ギリギリで愛のマシンのフロントノーズが先にゴールラインを超えた。


クールダウンラップを走っていた愛に無線が入る。


『愛!優勝だぁ!』

「え!私優勝!?」

『0.001秒差だって!ギリギリだった!』

「負けたと思ったぁ!」

『よくやった!おめでとう!』

監督も声をかけてくれる。



そしてトップ3がピットに戻ってくる。


2位のエイデンが声をかけてくる。

「アイ、おめでとう。とても僅差のバトル、楽しかったぞ。」

「こちらこそ!いいバトルありがとう」

2人は固く握手した。


その2人の奥で真結は他の投資家と話し合っていた。

その内容はもちろん来年の予算。

この瞬間、来季もWisteria GPは参戦できることが決まった。


表彰式が始まる。

ドライバーとチーム関係者が優勝したチームは表彰台に登壇できる。


愛と真結が表彰台に上がる。


プレゼンターから1位のトロフィーが渡される。


この日、2年ぶりの優勝トロフィーを獲得した。



熱狂冷めきらぬ中Elite Formula Seriesは終幕となった。


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