表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Love a Race  作者: 銀乃矢
18/22

第17話「隠し事」

バレンシア市街地サーキット。

F1でかつて使われていた廃墟と化したサーキットだったが、復活を遂げた。


ここで行われた大会でも愛は3位を獲得し、また高成績を残した。


そして次のギア・サーキットでの大会でも2位表彰台を獲得し、ファンたちはWisteria GPは今年残りのどこかで勝てる、と期待していた。


しかし、愛は次のバーレーン大会で地獄に落とされる。


バーレーン大会。

今回も2位で予選を終え、決勝レースでは優勝が期待されていた。


決勝レースがスタート。

37台が一斉に走り出していく。


最初のシケインをクリアし、次のヘアピンに飛び込んでいく。

そこで1位のマシンのイン側に飛び込んでいく。

しかしその時だった。


愛を襲う後ろからの衝撃。

そのまま愛のマシンは回転しながらグラベルで止まる。


この瞬間、5位のマシンが3位、4位をまとめてオーバーテイクしようとしたところ、ロックアップして制動距離が伸び、そのまま愛のマシンに突っ込む形になった。


レースは赤旗が宣言され、メディカルカーが愛のもとに駆けつける。


愛は現地の病院に搬送された。



病院。

「…ん。こ…ここは?」

「愛、クビよ。」

「え?」


「な、なにさ、いきなり」

「これは何よ!?」

真結の手に握られていたのは数年前、スーパーフォーミュラでクラッシュした時の診断カルテ。

「あ、そ、それは…」

「頚椎損傷、神経損傷。また強い衝撃を受ければ、失明、首下麻痺、最悪は死。」


「なんでこれを隠してたの!」

「だって…」

「あなたの言い訳なんて聞きたくもない!」


「…だって、あなたが私の体の状況を知ってしまったら、私なら勝てる、って話をくれたのに無駄にしてしまうって。真結の期待を裏切りたくなかった」

「……次のカタール大会は欠場する。ドライバーの代わりもいない。最後のヤス・マリーナ・サーキットはなんとか代役を見つける。」

「…」


愛は外を見る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ