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第16話「悲願成就とその裏で。」
しかしレースは愛からの猛追を振り切ったキミ・トゥルーリが優勝。
「YEEEEES!やったぞー!」
『キミおめでとう!よくやった!初の母国優勝だ!』
『愛!2位だ!』
「やったぁー!」
そして3位は中国人の周静麗。
トップ3がホームストレートに戻ってくる。
1位のキミは待っていたメカニックたちと勝利を分かち合っていた。
3位の周も落ち着いた様子で3位獲得を喜んでいた。
愛も2位のボードの前にマシンを止め、降りようとする。
エンジンを切り、マシンから降りた時。
膝の力がガクッと抜ける。
「…!?」
「危ない…これは、今年持つか持たないか…どうかな…」
愛と真結は表彰式に参加し、楽しんでいた。
レース後、Toyota Formula Teamのピット。
「安達、お前に伝えたいことがある。」
「なんですか?」
「お前、前半戦の成績を見て、クラッシュとリタイアが多すぎる。成績の安定感がないと感じた。このまま戦ってもお前は入賞する可能性が低い。だからお前はこの大会限りでシートを譲ってもらう。」
「…」
「愛舞にシートを譲る。お前には愛舞のドライビングアドバイザーについてもらう。」
「…わかりました。」
ここでまさかのドライバー交代が行われた。




