表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

     5 回復魔法で傷病者の治療

 街が魔物に襲われ怪我人が出た。マリエールエリアフィールで治療したが、潰された家屋や農地は手の施しようがない。

     5  回復魔法で傷病者の治療



 回復魔法は切り傷くらいにしか効果がないと言われる。確かにそういう回復魔法もある。どの魔法にも回復魔法は存在する水魔法の回復魔法は消毒だし

土魔法はギブスだし火魔法は殺菌だし風魔法は膿出し闇魔法は麻酔出し。唯一光魔法の回復魔法だけが万能だ。

 ユリは現場にたどり着いて唖然とした。何百人何千人という人が地面に横たわる。ユリは決意新たにしてエリアフィールを連発する。死んだ人は生き返らないが命のある人は回復する。しかしその時のユリにはそこまでだ。傷が治った人は感謝する。歓声がこだます。

 その時のユリは怪我をした人を半ば衝動的に治療した。破壊された農地も住居も商店も直すすべもなく。

 治療された住民たちはため息をついた。支援物質はいくらもない。ユリは治療だけでは駄目だと判った。もうここに居てもユリにはやることがない。

 王城に戻り王子に支援物質の提供と復興支援をお願いした。

「きみも知っているだろう。魔王の影響であちらこちらで被害が出ている。あの街だけ特別に支援するわけには行かないのだ。」

そのためにも討伐が必要なのだと続く。今回の魔王が偽物としたら、今回魔物騒動を起こしたのは国?

ドス黒い陰謀を感じる。王子も関わっている?誰も信用出来ない。

 とにかく力をつけることだ。強くなって正義鉄槌を下すことだ。ユリは前にも増して努力するようになった。ユリは日々強くなる。魔法種類も増え魔力もます。スライ厶の分解するものは土砂でもいいことか判り大量の土砂をアイテムボックスに入れた。多分誰も到達していない領域まで進んだ。超能力も進みテレパスも可能なった。王子に鎌をかけてみた。

「今回の魔王、4回目の魔王の幼体とは思えないのです。だれかが糸引いている可能性はありませんか。」

普段穏やかな王子が真っ赤になって怒った。

「様々な兆しから、魔王誕生を確認して国王が決定してきみを召喚したのだ。きみも余計なこと考えず任務を遂行することに集中したまえ。」

ユリは謝罪した。王子は本当の魔王を倒すため討伐に臨んでいる。魔王誕生を言い出した学者、同調する大臣や軍人の幹部、国王は事実知らない可能性もある? ただでは済まさない。悪党達のせいで召喚されたのだから。

 王子には、魔物を殲滅する魔法に成功した話しをした。王子は喜び討伐メンバーを集めると燥いだ。この人はいい意味でも悪い意味でも純粋無垢なんだ。つまり物事の本質解ろうとしない愚か者だ。国王もそうなのか。

 魔王騒ぎを起こしている悪党たちがいることが判った。それに気付けない王子に呆れる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ