逆子
四人の妊娠経過で逆子といわれたのは、次男だけなのである。
逆子になりやすい母体いうことでもなく、何故逆子になっているのかわからないと先生にも言われてしまった次男であったが、本当によく動く活発な子でもあった。先生には、本人がこの体勢でいたいってことだと思いますって、答えた私であった。
逆子体操とか、妊娠中の整体とか逆子によいというものをチャレンジしても治ることがなく、いよいよ帝王切開について検討することに。
陣痛が起きるリスクを避けるため、予定帝王切開では、38週でということで手術日=誕生日を調整して、手術にどきどきしたり、生命保険の請求の準備をしたり。帝王切開は、予定が決まるので日にちの希望とかは調整しやすかったり。
37週になり、関東でも珍しく積もるほどの雪が降った日。ありえないほどお腹で大暴れされ、このまま陣痛になったらどうやって病院いこうと怖くなりながら夜を越え、数日後。手術日前日、最後の検診であった。逆子なおってますよーと言われる。ということで、明日の手術は、キャンセルとなり、自然分娩になりますのでねーと驚きの検診なのであった。まだお腹にいたいと大暴れして、逆子を直した次男なのであった。
そんな次男であるが、41週になっても産まれず、気配もまったくないとのことで、そろそろ誘発をと日取りを決めることになったのである。そんな検診のよく翌日に、出産日は自分で決めるんだーと陣痛をおこしたのである。入院し、お産をまつわけであるが、陣痛で収縮するたびに心拍数が下がる次男。へその緒が巻き付いている可能性が高いということで、緊急帝王切開になるのであった。結局ですかい。
手術予定が入っているのでそのあとでと言われ、本陣痛になりつつあるのをひたすら耐えて、手術になったのであった。本陣痛になっても経産婦なのにそこまでお産はすすまず、手術までもったわけでした。
へその緒が首といわず身体中に巻きつけてた次男、普通にお産していたら、母子ともに危なかったのだなあと。運動量激しすぎたのか、四人のなかで唯一3キロない体重で産まれたのであった。産まれる前から伝説を作る男なのであった。