表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/19

逆子

 四人の妊娠経過で逆子といわれたのは、次男だけなのである。

逆子になりやすい母体いうことでもなく、何故逆子になっているのかわからないと先生にも言われてしまった次男であったが、本当によく動く活発な子でもあった。先生には、本人がこの体勢でいたいってことだと思いますって、答えた私であった。

 逆子体操とか、妊娠中の整体とか逆子によいというものをチャレンジしても治ることがなく、いよいよ帝王切開について検討することに。

 陣痛が起きるリスクを避けるため、予定帝王切開では、38週でということで手術日=誕生日を調整して、手術にどきどきしたり、生命保険の請求の準備をしたり。帝王切開は、予定が決まるので日にちの希望とかは調整しやすかったり。

 37週になり、関東でも珍しく積もるほどの雪が降った日。ありえないほどお腹で大暴れされ、このまま陣痛になったらどうやって病院いこうと怖くなりながら夜を越え、数日後。手術日前日、最後の検診であった。逆子なおってますよーと言われる。ということで、明日の手術は、キャンセルとなり、自然分娩になりますのでねーと驚きの検診なのであった。まだお腹にいたいと大暴れして、逆子を直した次男なのであった。

 そんな次男であるが、41週になっても産まれず、気配もまったくないとのことで、そろそろ誘発をと日取りを決めることになったのである。そんな検診のよく翌日に、出産日は自分で決めるんだーと陣痛をおこしたのである。入院し、お産をまつわけであるが、陣痛で収縮するたびに心拍数が下がる次男。へその緒が巻き付いている可能性が高いということで、緊急帝王切開になるのであった。結局ですかい。

 手術予定が入っているのでそのあとでと言われ、本陣痛になりつつあるのをひたすら耐えて、手術になったのであった。本陣痛になっても経産婦なのにそこまでお産はすすまず、手術までもったわけでした。

 へその緒が首といわず身体中に巻きつけてた次男、普通にお産していたら、母子ともに危なかったのだなあと。運動量激しすぎたのか、四人のなかで唯一3キロない体重で産まれたのであった。産まれる前から伝説を作る男なのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ