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職場への妊娠報告、復帰や退職、その後

 仕事をしている場合、妊娠発覚後の報告のタイミングであるとか、産休育休を取るのか(とれるのか)、やめるのかというのは悩むところではある。

 報告については、つわり等ひどいと、報告前に悟られることもあるだろうし、立ち仕事であったり、流産の危険性が高かったり、配慮が必要な仕事の場合早めに報告する必要も出てくる可能性はある。その場合は、安定期に入るまでは、上司のみにするとか、仕事上かかわりが深い人だけとか何らかのお願いをしたりとなる。心拍が確認できれば流産のリスクも減ってくるし、つわりの症状がはっきりとしているだろうから、最初に報告するよいタイミングなのかもしれない。つわりがおさまり安定期に入れば、より報告しやすく、お腹も大きくなってくる前にとなる。

 つわり等での入院や、切迫流産、切迫早産等予期せぬことも出てくると仕事に支障がでる可能性もあるわけで、大事なのはお腹にいる赤ちゃんを育てるのは母親だけということ。仕事はその人がいなかったとしても多少の問題はあろうとも回っていくものである。

 私自身長男は初期の出血もあり無理は禁物と言われたこともあり早めに報告。2人目の時は心拍確認後産休育休延長の可能性があり、報告後流産が発覚し、復帰することになったりとバタバタであった。次男、長女、三男の時は安定期に入るころに報告。三男に至っては上司にまず報告し、同僚は少し遅めではあった。つわりも軽く経過も順調であったので、報告するまでは妊娠に気づかれなかったり、業務も出張をいくつか変わってもらったほかはいつも通りに行ってはいたのである。その分家に帰って疲れはててたり、週末休むこともあったわけではあるが。

 引継ぎの体制を考えるのは自分ではないのだけれど、なかなか決まらない状況であれこれと周りから聞かれ答えられないことも、産休というタイムリミットがあるのになかなか後任が決まらず引継ぎがドタバタなんてこともあったり。それは自分のせいではないからと割り切るしかなかったのであるが。

 あれこれと仕事に追われて予定より遅めに産休に入ったり、きりがよい日にちでなんて産休入れる日より数日働いたりなんてこともあったり。引継ぎ書類をまとめていても書いてあることでも、産休後連絡が来るなんてことはよくあったりしたのであった。出産退院後すぐ連絡あった時はびっくりしたのであるが。

 育児休暇の期間としては、3年までとれる職場であったが、保育園に入る時期として4月が一番入りやすくて、仕事も年度の初めのタイミングということで1歳児クラスから入園なのであった。比較的入りやすい市であったり、待機児童0で、育休明け予約ができる市に在住していたので、上3人は1歳の4月に入園できたのであった。入園後の慣らし保育があり4月入園した長男は1週間復帰したものの仕事を休む形になったりということはあった。4月入園はいつ復帰から利用できるかというのを確認したほうが保育園に慣れてから仕事復帰できるというメリットはあるのかもしれない。ちなみに、次男、長女の時は復帰1週間前の入園が可能だったので、3月25日入園、4月から仕事復帰、保育園もフルという形にはできたのであった。

 4人目の妊娠に関しては、仕事を辞めることも考えていた。家事、育児、仕事とのバランスがすごく難しくて、仕事は嫌いではないし、やりがいを感じることもあるけれど、やってられないなと思うことも多かった。忙しくて一つ一つの仕事を思う存分取り組むこともできず、限られた時間、限られた中での残業をして、育児におわれてであったりすると、どれも中途半端な部分が出てくることもあって、仕事を継続する意欲が減ってきたり。小さいうちは体調を崩すことも多く、仕事を休むことも増えるわけで、転居の予定もあり転居先が不透明ながらも移住等も検討していこうということもあり、妊娠報告の際に、仕事を継続することの難しさを感じていることも含め、辞意を伝えてみたのであった。転居も不透明であり、キャリアやら捨てるのももったいないということで引きとめられ、産休育休を取ることを勧められたので、とりあえず席を残し、手当もいただいて復帰見越して保育園の入園も申し込みしていたのであった。結局ギリギリで転居も決まり、仕事を継続することは困難で復帰をしないまま退職となったわけで、コロナ禍でもあり、思うように挨拶もできずなところは心残りなのではある。産休の挨拶はしていたものの。その後数人には話もできて心残りが少し減ったりというのはある。

 退職をして、落ち着いてから、別の仕事を探すことの大変さを今は感じている。転居後4月以降1歳児クラスの空き状況をみると空いている保育園はほとんどない状況であり、2歳以降に仕事を探して入園を検討することに。就職活動中で保育園に入る場合、入園期間に限りがあること、また入園の優先順位が下がること。かといって保育園に入るために前もって認可外等の保育園に入れてまで仕事をするかどうかということも悩むところではある。となると、保育園の空き状況も見て、行けるというタイミングで仕事を決めて、翌月の入園申し込みに間に合う期間での手続きを行うかである。3歳になれば入園枠が広がるのではあるが。

 失業給付についても難しさを感じた。育児中については、期間延長ができるのであるが、就職活動を再開し、働ける状況になければ給付を受けることはできない。かといって仕事が決まってすぐに保育園に預けて働けないのに働けますって申請をすることはできないしとなる。就職活動中で保育園に入れて給付をもらうべく動くとしても、就職活動中での保育園に入れるタイムリミットがあるのであれば、仕事が決まらなくては退園になるとすぐに仕事を決めなければならないわけで、給付の受給のタイミングが難しいなあと。仕事が決まるまでは保育園の申し込みもせず、給付ももらえるような形で、保育園の空き状況もみながら動くというのも大変だなというところである。結婚や出産後退職すると、小学生くらいになるタイミングで仕事を再開するという人が多かったりするのもそういった事情も関係しているのかなと思ったりしたのであった。

 仕事を継続できるように、忙しい数年は週4日とか時短勤務、担当業務縮小とか対応があると続けやすいのになと思うのであった。制度があっても使えるかどうか、後ろめたさとか周りからの非難だったり、取りづらさとかがないとよりよいのだろうなと思う。

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