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とある生産職の戦い方~百鬼夜行とロマン武器~  作者: ジャックFS
私が魔王と呼ばれるまで(配下の方が強いのは秘密)
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情報交換(私以外にやらないでね、お姉ちゃん)

遅れてすみませんでした

「お主らこんな話をするために集まったんじゃな?なら我はもう帰らせてもらうのじゃ」

「「ふぇ?」」


 あ!そっか。<EXクエスト:微睡みの館にて>を攻略する為に集まったんだよね。


「忍ごめん。目的忘れてた」

「確か、<EXクエスト:微睡みの館にて>を攻略する為に集まったんだよね、お姉ちゃん」

「理解しているなら良い。<EXクエスト:微睡みの館にて>は発生からゲーム内時間24時間以内にクリアせぬと自動的に失敗になるのじゃ」

「つまり、パーティー戦が終わったら攻略開始ってことだよね、忍」

「実はな、この24時間以内というのは時間加速が入った場合も適応されて、時間が制限時間が短くなるだけなのじゃよ」

「なるほど。忍さんからの指示としてはとっとと敵を全滅させて来いってことですね!」

「ココロ、行ける?」

「私を誰だと思ってるの?お姉ちゃん」

「ギミックの女王」

「あまりお姉ちゃんその名前で呼ばれたく無いけど、今はその二つ名を誇るべき場面と認定します」

「お主、まさか…」

「ええ、忍さん。ソロのバトロワ部門の時にフィールドギミックをしっかり見つけて来ましたよ」

「それでココロ。そのギミック使えるの?」

「一昨日お姉ちゃんが催眠術で記憶消されたでしょ?その消された記憶を催眠術の上書きで情報を引き出して置いたんだけど、その情報の地形と見事に合致する場所があり、お姉ちゃんが此処で罠が発動したって言った場所にはトラップがあったりとものすごく助かったよ、お姉ちゃん」


 なんかちょっとばかり複雑な気分だな。それってさ、ココロがその気になれば私なんてココロの傀儡(かいらい)になるってことでしょ。


「ココロ…」

「お姉ちゃんの様子がおかしい時しか催眠術は掛けないから安心して」


 ふむ。カマ掛けてみるか。


「で、そのあとで私を食べるんでしょ?」

「催眠術が解けちゃうからそこまで持っていけないんだよね」


 実践済みの言質頂きました。


「ココロ、後で覚えておいてね」


 フルプレッシャーに乗せて威嚇しておくか。


「ごめんなさいお姉ちゃんごめんなさいお姉ちゃん…は!お姉ちゃん、フルプレッシャーが以前よりも強くなってるから、私以外にはやったらダメだよ…死人が出かねないから」


 え?あ、ココロちょっと涙目になってるや。……ちょっと待って、死人が出かねないモノを受けてなんでこんな早くレジスト出来てるの?


「えーと、お姉ちゃんの疑問に思ってそうなことについて答えると、お姉ちゃんのフルプレッシャーは私が一番受けてるから、ある程度の対処法を覚えたのと、正直な話、お姉ちゃんから何かされても全部私からしたらご褒美になるからさ。お姉ちゃんが私だけを視てくれているって考えると自然と嬉しくなっちゃうんだ」


 つまるところシスコンパワーで乗り切ったと。まあ、フルプレッシャーはもう切ったけどさ。

百鬼姉妹はフルプレッシャーが使える。フルプレッシャーはシステム外スキル。あとは分かるね。(大荒れの予感です)

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