ステータスチェック2
「お姉ちゃんお待たせ」
「全然待ってないからいいよ」
ここは例の酒場風カフェの専用個室である。まあ、ナイショ話をするんだから当然だよね。(主様、我も同席しても良いか?)
「ふぇ?」
「お姉ちゃんどうしたの?」
(すまん、説明を忘れとった。これは《念話》スキルを使って主様に直接語りかけておるのじゃ)
「出てきていいよ」
「やったのじゃ」
「え、誰」
「お初にお目にかかる、妹君殿。我の名は忍と言って主様の配下の一人じゃ」
「お姉ちゃん?」
「これについて相談したかったの」
「私と別れてからの一時間何をしていたのか説明して」
「前々からここのスィーツは他の怪異共の評判も良くとても気になっておったんじゃよな♡」
別れてからの一時間何をしていたのか行動の説明を始める。
「かくかくしかじかまるまるうまうまいあいあはすた」
「あのワールドアナウンスお姉ちゃんだったんだね」
「そうみたい」
「妹君とはいえ、我の目の前で主様のステータスは視させんぞ」
「あなたが妨害していたんですね。お姉ちゃん自分で自分のステータス、チェックして私に教えて欲しいのだけど?」
うっ、上目遣いからのかわいい妹からのおねだりを断れる姉がいるのか?否、いるわけが無い。だって私がそうなんだもの。という訳でステータスチェックのお時間です。
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PN:ミク
種族:百鬼夜行
綱:特殊
目:怪異
科:妖怪
属:百鬼夜行
種:百鬼夜行?
Lv:10
HP:110
MP:110
STR:10
VIT:10
DEX:110
AGI:10
INT:10
MND:10
LUK:50
SP:10
スキル
《刀剣:Lv1》《長柄:Lv1》《鍛冶:Lv1》《錬金術:Lv1》《木工:Lv1》《彫刻:Lv1》《鑑定:Lv5》《識別》《無魔法:Lv1》《魔法技術:Lv1》《百鬼夜行:Lv1》
アーツ
【スラッシュ】【なぎ払い】【金属加工】【合成】【木材加工】【刻印】【鑑定】【鑑定:怪異】【マジックボール】【詠唱】【百鬼夜行:契約】
所属ギルド
冒険者、総合生産
所属クラン
百鬼夜行
称号
『百鬼夜行の主』『百鬼夜行?』
百鬼夜行
[忍](使用不可)
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レベルが上がってる!まあ、クエスト報酬だろうね。知らないモノはまとめて《鑑定》していこうか。
《百鬼夜行》
配下の力を我が身に
【鑑定:怪異】
怪異に関する鑑定
【百鬼夜行:契約】
怪異を従えるアーツ
『百鬼夜行の主』
クラン[百鬼夜行]のクランマスターの証
《識別》
一部の存在からの好感度が上がりやすく、警戒されやすい。
『百鬼夜行?』
百鬼夜行の力を持つ人ならざる何か。君の道は君が決める。
《識別》
魂は安定しているが、器がそれに追い付いていない。
やっぱり《鑑定》のレベルが足りてない。これはもう忍に聞くしかないよね。