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とある生産職の戦い方~百鬼夜行とロマン武器~  作者: ジャックFS
私が魔王と呼ばれるまで(配下の方が強いのは秘密)
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メールラッシュ

「五位入賞?」

「あ、私もメール着てるみたい」

「誰からなの?」

「ジャックくんからで内容は…」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 サーニャへ


 どうやらテロリストの戦力が予想外に多くてね。人質が居たり、アンチマテリアルライフルも大量に有るわで帰りが遅くなりそうなんだよね。僕もニアもこの週末居ないけど、あまりにもだらしなく過ごしていたら…その時は"覚悟"しろ。まあ、そうでなくともお仕置きは確定してるからね。自分がなにをやったか反省してろよ。月曜日学校で会おう。


                   ジャック



 追伸 冷蔵庫の中身は好きに使っていいよ。ニアを恐れないなら、だけどね。

________________________



「あははは…」

「サーニャちゃん大丈夫?」

「だいじょばない」

「召集かかっとるじゃろ?行かんで良いのじゃな?」

「あ!またメール着た」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 サーニャちゃんへ


 相棒から聞いたんだけど、"アレ"を使ったんだよね?そんなに私と同類に成りたいなら私個人としては止めはしないけどさ。本題としては今日のデバッグ参加しなくていいから、ベッドでおとなしく寝ててね。サーニャちゃんがこっち側に来るにはまだ若すぎるからね。って言うか"アレ"でそうなる場合は、運が悪いと消滅の可能性もあるからね?真面目な話として。


                     シオン



 追伸 ログアウトする前にプレイヤーネーム"ネコです"に明日、プレシオラボに来るように根回ししておいてね

________________________



「誰からだった?」

「シオンさんから、今日は家帰って寝てろって内容だった」

「そこまでは聞いて無いけど」

「ここで落ちてもいいかな?」

「いいよ」

「え?姉妹専用個室なんだよね?ここ」

「大丈夫。ココロの中では私が全てだから、私が許可すればココロの許可は取れたも同然だから」

「ココロちゃんって確か妹だったよね?」

「うん、それであってるよ」

「重度のシスコン?」

「聞きたくないな…その事実は」

「あ、ネコですってプレイヤー知ってる?」


 うーん、リアバレしても…いいか。なにか有ればココロに押し付ければいいしね。※ダメです


「猫崎くんがどうかしたの?」

「明日、プレシオラボに行って欲しいな~って、思っててさ。なんとかならないかな?」

「私から行けって命令すれば行ってくれると思うよ」


 だってココロ経由で指示を出せば多分だけど従ってくれると思うしね。


「あやつなら確かに主様には逆らえんわな」

「聞くけど二人ってどういう関係なの?」

「家がお隣さんで同じクランのメンバーかな」

「いや、それだけで逆らえない訳ないでしょ」

「あのネコはココロのマネージャーで、私の家によく不法侵入してくる不審者としてリアルでは考えてるよ。ヤバそうな薬も盛ってくるしさ」

「睡眠薬だよね?」

「なんで知ってるの!?」

「民間で手に入り易くて、危ない薬と言えば睡眠薬って教わったからね」

「そんなこと教えてるのって誰?」

「言うまでもないでしょ?」


 ああ、ジャックくんか…。

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