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とある生産職の戦い方~百鬼夜行とロマン武器~  作者: ジャックFS
私が魔王と呼ばれるまで(配下の方が強いのは秘密)
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ジョーカーシステム

「そういえば、サーニャちゃんはパーティー戦出るの?」

「さっきの技のペナルティで足手まといにしかならないから無理だよ」

「そうなんだ…」

「言っとくけど私は百鬼夜行には入ることが出来ないからね」

「あ、分かる?」

「私って中途半端に目立つしスカウトとかよく来るからさ…」

「ああ…」


 サーニャちゃんって普段あの(・・)二人と一緒にいるから目立つのか…それを考えると最近の私も目立ってる気がするな…。


「目を逸らさないでくれると嬉しいな…」

「ごめん…」

「お主らさっきから慰めあってなんになるのじゃ?」

「「うん…ごめんなさい」」

「暗い気持ちで居られたらケーキやマカロンが不味くなるじゃろうが」

「忍ってスイーツ第一だよね?」

「じゃな」

「はぁ…ジョーカーシステムをイベントまでに実装するって約そ…あ!」

「まだ落ち込んでおるのか?」

「約束は破れど契約は破らない」

「それって…」

「ジャックくんが自身に定めたルールの一つでね。新システムを多分今最終調整していると思う」


 何人もの女子が泣かせられた約束破りの真相がこれなのか…次から約束する場合は契約って言った方がいいって助言しておこうかな?


「ジョーカーシステムとはなんじゃ?」

「忍も知らないんだ…」

「一日一回しか使えない、取って置きの切り札を創るシステムで私が最後に使った技はこの切り札に該当するアーツになるかな」

「未実施のアーツを使用できるってデバッグずるいね」

「アレはFVOサービス開始当初から実装されてるアーツなんだけどね」

「我は知らんぞ」

「え?」

「むしろGMだろうと知ってる方がおかしいって言ってたしな…」

『え~と、今イベントに参加していないデバッグ担当者はデバッグフィールドに集合してください。因みにこれはGMの資格を持つ者にしか聞こえないワールドアナウンスだから言いふらさないでね』

「私持ってないはずなんだけど!?」

「……え?」

「主様にも今のワールドアナウンスが聞こえたのじゃな?」

「サーニャちゃんに召集がかけられたって内容だよね?」

「今、問い合わせるのじゃ」

「あ、うん」


 お問い合わせ、お問い合わせ…ん?新着メール?



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 プレイヤーネーム ミクへ


 どうやら君が一度デバッグフィールドにそのアカウントで入ったことによりデバッグ担当のGMとしてシステムが認識してしまったみたいでね。恨むならボク達の創造者(マスター)を恨んでね。(システムの管理者は創造者(マスター)ではないんだけどね)


                     ジーク



 追伸 ソロのバトロワ部門第五位入賞おめでとう。

________________________

 サイクロン…ジョーカー…ん?ヒートの電池切れ欠けてる?(W最高)

 あ、毎週日曜日更新の「ロストナイツな日々」もよろしく

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