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とある生産職の戦い方~百鬼夜行とロマン武器~  作者: ジャックFS
私が魔王と呼ばれるまで(配下の方が強いのは秘密)
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こころバトル

「お姉ちゃんどこだろ?」

「ココロ様発見」

「お姉ちゃん探してきて」

「お命頂戴いたす」

「そう、さようなら」


 私のこと対人戦が弱いって思ってる人が多いみたいだけどさ…普通に戦えるんだけど。だっていざという時にお姉ちゃんを護れないからね。武術は一通り修めてるよ。


「てか、騙すならちゃんと不意討ちして欲しかったな」


 まあ、過去を振り返っても無駄な仮定をするだけだけどさ。


「匂い…いや声か…」


 さて、どうやってお姉ちゃんの所にたどり着こうかな?


「あ、ココロ様」

「お姉ちゃん見てない?」

「あっちに居ましたけど、キルされかけたので撤退させてもらいました」

「お姉ちゃんを見つけてきてくれたのは嬉しいけどお姉ちゃんの糧にならないのは感心できないなぁ」

「いや、本日分の【戦闘続行】を使いきってようやくでしたから」

「糧になってるならよし」


 ぶっちゃけ生き残ることが勝利条件だから隠れてればそれで良いんだよね。普通ならね。


「お姉ちゃんの所に行くから付いてこないでね」

「わかってますよ(だってココロ様のシスコン度はヤバいが共通認識になるぐらいですからね)」

「何か私のことをバカにされた気がする」

「気のせいです(たぶん)」

「せい」

「「おっと」」

「避けやがったか」

「殺気を隠す努力をしろ」

「ここは私に任せて行ってくださいココロ様」

「後でご褒美をあげるね」

「逃がすかよ」

「悪りィが、こっから先は一方通行だ」

「そんな能力は持ってねぇだろうがよ!」

「二刀流を魅せて殺るぜ」

「おー恐い恐い」

「それじゃお先」

「待ちやがれっ!」

「言っただろ?ここは通さねぇってよぉ」

「ココロファンは本人含めて狂人集いだな」


 あーあ、地雷踏み抜いたみたいだね。私は何も見てないし聞いて無いから、何も知ーらないっと。


「逃げるが勝ち」


 お姉ちゃん見つからないな…


「よっと、見え見え攻撃に当たるわけないでしょ」

「そうだな。お前なら牽制にもならんな」

「急いでるので」

「逃がすと思ってるのか?」

「アカシック、しつこい男は嫌われるわよ」

「おや、男に興味の無い君からそんな助言をいただけるとはね」

「【レッサーパーフェクトステルス】」

「【看破】」


 レッサーとはいえパーフェクトなステルスだよ?ただの【看破】ごときに見破れる代物じゃぁないんだよなぁ。


「ふむ、逃がしてしまいましたか。次からはアーツ詠唱中に攻撃して中断させるべきですね」


 【詠唱破棄】持ってるから無駄な仮定になるだけだけどね。さあ、お姉ちゃんの所に行こうか。

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