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とある生産職の戦い方~百鬼夜行とロマン武器~  作者: ジャックFS
私が魔王と呼ばれるまで(配下の方が強いのは秘密)
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いいよね?答えは聞いてない!

「今日はこれでゲームやめるか」

「向こうで何するのじゃ?」

「学生だから勉強でしょ」

「こっちでも出来ると思うのじゃが」

「宿題があるからさ」

「なるほどな」

「ログアウト実行」

<ログアウトを実行します>


「ふぅー、やり過ぎたかも」


 時々歯止めが効かなくなるから気をつけなきゃいけないね。さ、宿題やろ。





「お姉ちゃんは…ログアウトしてるや」

「にゃ!吾が輩はもうあそこには戻りたくにゃいですにゃ!」

「霧に包まれてるし、マヨヒガに行くんじゃないの?」

「この霧は、リスキルを行う畜生の霧ですにゃ!」

「リスキルって…それがNPCなら大問題よ」

『あはは!ネコさんご主人様に嫌われてるね。私たちとの稽古続行しようか』

「吾が輩はお断りするですにゃ!」

『リスキルするけどいいよね?答えは聞いてない!』

「問題有りよ。デスペナが重たくなるじゃない」

『デスペナなら免除してあげてるからね。問題はないでしょ?だって回避系統のスキルのレベリングがかなり効率がはずだからね』

「あなたは何者なの?」

『私たちはリッパー。この世界の死神だよ』


 現状、死神って勝てるの?


「言っておくがな、リッパーやつにはまだプレイヤーどもでは勝てんぞ」

「忍さん」

「ん、我は小僧のところにスイーツを求めて行く途中じゃが?」


 忍さんが小僧と言うと、エジルのおっちゃんか。おっちゃんもおっちゃんで秘密が多い気がするけどね。それはともかく、


「リッパーについて教えてください」

「力を失う前の我と同格の存在じゃ」

「……ネコです、行ってらっしゃい」

「そんにゃ!」

「ちなみに討伐隊を組むなら男だけで組んでおくのじゃな」

「理由を聞いても?」

「特殊な女性特攻を持っとるからな、我とて攻撃を喰らえば即死は免れぬわ」

「私にはどうすることも出来ないからガンバ」

スカウト(斥候)シーフ(盗賊)の腕を磨いてくるのじゃな」

『もう連れていくけどいいよね?答えは聞いてない!』

「にゃー!」


 霧ごとネコですが消えたね。


「忍さん、今の情報アカシック辺りに流していいですか?」

「エンドコンテンツ相手にゾンビ戦法でも取るつもりか?」

「……忍さんは?」

「言ったじゃろ?我とリッパーは同格じゃと」


 お姉ちゃん、総合的には私より攻略進んでる気がしてきたや。エンドコンテンツを配下に従えて、さらには配下にエンドコンテンツ直々に技を指導してくれてるしさ…怪異目指してガンバろ。


「会計はネコの財布から拝借したこれでいいじゃろ」


 さらっと爆弾発言だ!


「いくらすったの?」

「リッパーへの謝礼を含めて全財産じゃな」

「無茶苦茶だ」


 対策を立てなきゃいけないじゃない!


「手口を教えてください。治安維持のためにも」

「お断りなのじゃ」

「お願いします」

「ネコ以外にはやらんから安心するのじゃな」

「忍さんにしか出来ない手口と…」

「主様もそのうち出来るようになるかもな」

「条件は種族か…」

「そもそも我、GMじゃから権限を悪用すればもっとひどいこともできるぞ」

「やらないですよね?」

「百鬼の名を冠するモノの力じゃからな、悪用はせんわ」

「ならいいです」


 被害者がネコですだけならこっちでも対応できるからね。

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