ネコです日記その2
十四話と内容が大分被ってます
ゲーム内で初めてミク殿とあったのですニャ。
どう見てもリアルの美貌をVR機器のスキャンでゲーム内に持ち込んだ風にしか見えないですニャ。吾が輩はココロ様の命令でベータ版であろうと毛むくじゃらの三毛猫になるまでリセットマラソン…略してリセマラをやらされたニャン。あれは疲れた。ですニャン。
ミク殿がログインしたみたいですニャ。姉妹専用個室から出てくるのをしばらく待つですニャン。
「お姉ちゃん、待ってたよ」
「ココロその箱何?」
「お姉ちゃんと護衛が入る箱だよ」
「何故に?」
「迷いやすくするためだけど?」
「護衛の人はどこ?」
「此処ですニャ」
吾が輩の体のサイズは少し大きめのネコですニャ。見つからなくても仕方のないとこですニャン。
「紹介するね、お姉ちゃん。私のファンクラブのマスコットの一匹であるネコですだよ」
「ご紹介に預かりました、吾が輩はネコですニャ」
「この子なら方向音痴で目的地の山なら護衛も出来る、条件をいろいろと満たした数少ない子だからね」
「吾が輩、道とか景色を覚えることが昔から苦手で出来にゃいニャ」
「私はミクと言います。妹が何時もお世話になっております」
「トンでもにゃいニャ。それに吾が輩が迷子ににゃって集会に遅れそうににゃっても毎回ココロ様に回収して貰えているからニャ」
吾が輩が学校に無事通えてるのはミク殿の後を付いていってるからですニャン。
「それじゃ二人とも、箱の中に入って」
「吾が輩はミク殿が入った後に残っているスペースに入るから心配ご無用ニャ」
「分かった」
ココロ様はミク殿と吾が輩の距離が近くなるように箱のサイズを選んだようだニャ。
「ネコです入って」
「了解ニャ」
ならば、ココロ様の意志を汲んで吾が輩はミク殿の目の前に入ることにするニャ。
「目の前失礼しますニャ」
「よし。二人とも入ったね」
「OKですニャ」
「お姉ちゃん。それ、吸うなりモフるなり好きにしていいよ」
「ニャ!?」
「むしろそれ、引き取ってくれると助かる」
「ニャニャ!?」
前者はともかく後者は事前に聞いていたことですニャ。まあ、お約束ですから驚いたふりをしておくニャン。
「セクハラとかされたら遠慮なく通報してあげて、彼のためにも」
「心外ですニャ」
「蓋閉めまーす」
「待つのニャ、ココロ様」
バタン。箱の蓋が閉められて箱の中が密室空間になったニャン。
「ネコですさん、本当に吸ったりモフったりしてもいいのですか?」
「ミク殿、吾が輩のことは[ネコです]とお呼びくださいニャ。そして敬語も不要ですニャ。質問の答えですが、吸うなりモフるなりご自由に吾が輩の体を堪能してほしいですニャ」
「分かった」
OKどころかGOサインを出しておけば遠慮無く堪能してくれるはずニャ。何時も野良猫にすら逃げられているミク殿なら丁寧に全身マッサージをしてくれるはずニャン。
ネコを吸う。何度かプレイヤー達にやってもらったことがあるニャ。ミク殿の吸いかたは今までのどのプレイヤーより不快感がなかったニャン。
それにしても箱の中暗いニャンね。
「ミク殿、吾が輩が明るくしておきますニャ」
「ありがとう」
【体毛操作:発光】を使用ですニャン。
吾が輩は身体中を撫でなれながら自らの毛を発光させたニャ。
「きれいだね」
「それほどでもにゃいですニャ」
これが後数話続くんだよな(まとめだから仕方ない)




