第一回クランバトル打ち上げ
『クランバトル終了です。順位は一位のみ最初っから最後まで不動でした。ジーク本当にどうなってる訳?戦隊ロボは?パンジャン無双は?結局一番[百鬼夜行]に噛みついてくれたのは[音無組]だったしさ。
え…あ!愚痴が配信に漏れ出てる!?えーと、最終順位トップテンを発表して運営からの公式のお知らせを終わりにしたいと思います。
第一位[百鬼夜行]、第二位[ココロダンジョン]、第三位[音無組]、第四位[マジシャンズ]、第五位[仮面戦隊]、第六位[パンジャン同盟]、第七位[ジークきゅんのファンの集い]、第八位[検証班]、第九位[シノビガミ]、第十位[シオン様に捧げる我らが命]です。
……本当の最後に少しだけツッコミ入れさせてもらうね。ぽっと出のファンクランが二つもランクインしてるってどういう事?[ココロダンジョン]って[百鬼夜行]のメンバーと会ったら首差し出してたよね?なんで二位になるの?そして、なんで最後に引きこもった、[百鬼夜行]!!』
あ、配信切れた。
「お姉ちゃん、次のCvC出禁かもね」
「景品が追加されないなら問題無いよ」
「正面から魔王を討伐しようとしたのが間違いだったか」
「うん。なんで居るの?」
確か、此処って[百鬼夜行]の打ち上げ会場として使ってる酒場風カフェの姉妹専用個室のはずなんだけど…
「ああ、ココロちゃんとは運営のおふざけスキル仲間でね。アポは取ってあると伝えたら通してくれたよ」
「ネヴィル・茜さんでしたっけ?」
「茜でいいよ。クラスメイトなんだしさ」
クラス…メイト?
「あ、やっぱりピンと来ない?席後ろなんだけど」
「え、本当に茜ちゃんなの?」
「茜ちゃんかわいいって言って」
「アカネチャンカワイイヤッター」
「見事な棒読みだね、お姉ちゃん」
「いつものノリだからね」
「フレンド登録してよ」
「いいけど、親友足りうる友達が闇堕ちしてたらからさ…ちょっとばかしショックが…」
「私は初めて会った時から英国面に堕ちてたけど?」
言われて見れば!持ってるお茶は必ず紅茶だし、時々お昼にスターゲイジーパイとマーマイトの英国セットを食堂で頼んでたね。
「ところでなんで最後引きこもったの?」
「え?忍が…と言うよりはスケルトン達が武勲を挙げたいっていう感じだったし、追加ルールのせいでみんなが攻め来んでくるのは目に見えてたから防衛していただけだよ」
「最初しか外に出てないでしょ、お姉ちゃん」
あはは…だって私に対するヘイトが途轍もないからさ、生産職が前線の戦闘職に勝てる訳無いのに…殺気封印したらの話だけども。
動けるうちに書くべし書くべし




