ランヅヒーロ王国
8話目です。
良かったら楽しんで下さいね。
俺らはランヅヒーロ王国に着いたが、直ぐには入れなかった。
どうやら、ランヅヒーロ王国に入れる時間が決まっているらしい。
その時刻は7時30半頃。
ウインドウで時刻を調べると6時10半だった。
10kmを十分で着いたのか。
あと、1時間20分も待たないといけないのか。
「ううう、お腹が減っちゃったよぉ。」
「少しは待て。」
俺はそこまでお腹が減っていないから良いんだけど。
取り敢えず、ウインドウでランヅヒーロ王国の事を調べる。
〈ランヅヒーロ王国〉
はるか昔から工業の技術が進歩しており、王国として栄えた。
鎧や武器の作成が主な産業。
ある英雄が伝えて発展した、”砂糖天麩羅”や”串揚げ”が有名。
まさかの砂糖天麩羅や串揚げが有名だとは。
何だ、昔に俺らと同じような転生者がいたのか?
「朱鷺丸~、何か有名なもの無い~?」
「有名なのは鎧や武器だが。」
「違うよぉ、食べ物だよぉ。」
「それは砂糖天麩羅と串揚げだ。」
「え、まじで! 絶対食べよ!」
「ハイハイ。」
ちゃんと食べれたらいいな。
そう話して過ごしていると門が開いた。
中からは鎧を着けた門番兵がやって来た。
「入るなら、一人15Gを払ってくれ。」
約1500円もかかるのか。
まあ、いい。
すぐに二人分の30Gを出して中に入った。
中は凄くデカイ、それしか頭に出なかった。
あの集落より何百倍も綺麗で格好いいからな。
ウインドウを開いてランヅヒーロ王国の地図を開く。
待っている途中で地図をウインドウにアップデート出来たから、もう地図は買わなくていいな。
ウインドウの画面に夢中になっていると、茜の姿が消えていた。
また消えたのか。
でも、どうせ食堂や屋台とかだろう。
ウインドウで確認しながら、何件かまわた。
すると、砂糖天麩羅専門の屋台にいた。
「すぐに消えるな。」
「お腹が減ったんだもん!」
だからと言ってすぐに消えていいものじゃない。
でも、丁度俺もお腹が減って来た頃だ。
「取り敢えず買うか。何がいい?」
「えっと、簡素砂糖天麩羅を五つ!」
「ちゃんと食べてくれよ…。」
俺も簡素砂糖天麩羅を何個か買って、腹を満たした。
本当に簡素だが、シンプルで美味しい。
因みに茜は確り全部食べていたよ。
そろそろ移動するか。
そう移動しようとすると、空から何かが降ってきた。
それは氷の針だった。
上を見ると宙に浮いた人物がいる。
「氷魔法 ”氷柱の槍”」
その人物は虚空から氷の槍を大量に出して落としてきた。
しかも、ランヅヒーロ王国全体に降ってくる。
このままだと多くの人が死傷する。
「防御魔法 ”防御結界・展開”」
俺の結構な力を活用してランヅヒーロ王国全体を覆う様な防御結界を展開した。
氷の槍は結界に当たって砕け散る。
結構な力を出したはずだが、すぐに回復した。
「大丈夫? 朱鷺丸!」
「俺は全然平気だ。まずはあの変なのを倒すぞ。」
「分かった! 僕が気に入った砂糖天麩羅を食べれないのは嫌だからね。」
あ、そっちか。
人命の事を優先すると思ったのだが。




