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転生勇者と転生賢者の異世界無双  作者: 蘭 蓮花
本編
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17/100

玉座

17話目です。

良かったら、感想と評価をお願いします!


俺らはどういう訳か、空を飛んでいた。

その原因は俺がある魔法を使ったからだ。

その名は”空中移動(くうちゅういどう)”。

だが、操作方法もよく分からない為、凄い早さで上昇していく。

あくまで、森を抜けようと考えたらこうなった。

「ギャアァァァ。」

「たーのしーーー!」

何で茜(あかね)はこんなに楽しんでいるんだ!?

やっぱり、馬鹿になったのか、あいつは。

「ま、魔法解除!」

俺がそう叫ぶと上昇が止まり、次は凄い早さで下降していく。

「ギャアァァァ!」

「わーーーい!」

だから、何でこんなに楽しんでいるんだ、茜(あかね)!

俺の声帯(せいたい)からは叫び声しか出ないのに。

でも、よく考えてみたらある事を思い付いた。

横に吹っ飛べば、森を抜けれるのではないか?

思い立ったら、すぐに行動だ。

「風魔法 ”風圧移動(ふうあついどう)”」

風で作り上げた爆弾を爆発させる。

すると、横からの凄い風圧で横に吹っ飛んでいった。

「イギャァァァ!」

「キャハハハ!」

もう、楽しいのは分かった。

黙っていてくれ。

しかし、一つの誤算が発生した。

森を抜ける事が出来なかった。

俺は地面に思いっきり叩きつけられた。

とても、痛すぎる。

起きようとすると上から茜(あかね)が落ちてきた。

「グホッ!?」

「ありゃ、朱鷺丸(ときまる)いたの?」

「そんなのはどうでもいいから、早く退(ど)いてくれ。」

「御免(ごみぇん)御免(ごみぇん)。」

茜(あかね)に潰されるという事故(アクシデント)は起きたが、取り敢えず地面に降りられた。

すると、あるものに気がついた。

降りた場所には謎の玉座(ぎょくざ)があった。

その玉座の上には半透明で白っぽい石がおかれていた。

なんだ、あれは。

{誰だ……。}

ん、誰かの声がする。

どうやら、テレパシーで。

{我が名はフォグアウト。霧龍・ミストバリュウス様の配下だ。}

じゃあ、何できたんだ。

{この森はミストバリュウス様のものである。人間如(にんげんごと)きが入るべきではない。そして、我輩(わがはい)はこの森に入った愚か者を排除する役目を持つ為でもある。}

「もしかして、多くの人を殺したのか?」

なんだ、茜(あかね)も聞こえたのか。

「当たり前だ、それが我輩の使命だからだ。」

「例え、それが使命だとしても大勢の人を事は許さない。」

おお、流石(さすが)茜(あかね)だな。

他人(ひと)や動物に人一倍、優(やさ)しいからな。

特に人を傷つける奴が一番嫌いと言う位だし。

「俺も茜(あかね)の意見に賛成だ。人を殺す様な奴は俺も嫌いだからな。」

俺も自分の意見を率直(そっちょく)に伝えた。

{そうか、我輩の話を聞いて引き返すのならば生かしておいたのだが……。容赦(ようしゃ)はせぬぞ。}

すると、木々の間(あいだ)から白っぽい光に包まれた木片が集まって来て、

それが一つに合わさって馬の頭に人の体をした木製の人形が出来た。

それは静かに動きだし、こちらに目を合わせてきた。

こいつがフォグアウトなのか。

大きさは2m(メートル)程、両手には木製の槍が握られている。


<フォグアウト> A 階級(クラス) 霧龍の使者

霧生木(むせいもく)によって構成された体を持つ。

全身から霧を絶え間なく発し続ける為、通称・霧の精霊。


まさか、A階級(クラス)だと……。

あの魔鷲(デーモンイーグル)でさえ、E+(プラス)だったのだぞ。

その何倍も強いのか、あいつは。

「茜(あかね)、気を付けろ。こいつはとても強いぞ。」

「朱鷺丸(ときまる)、そんなのは関係ないよ。僕たちなら絶対倒せる!」

相変わらず、能天気だな。

でも、安心するよ。

俺らは最強の二人なのだから。

「さぁ、行くぞ、茜(あかね)。」

「勿論(もちろん)だよ、朱鷺丸(ときまる)!」

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