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転生勇者と転生賢者の異世界無双  作者: 蘭 蓮花
本編
11/100

防具を買いに

11話目です。

良かったら感想を下さいね。


俺は砂糖天麩羅(ドーナッツ)屋に行く前にある魔法を見つけた。

それは特殊(とくしゅ)魔法の”一致複製(いっちふくせい)”、”亜空間収納(あくうかんしゅうのう)”だ。

一致複製(いっちふくせい)は対象を複数増殖させる魔法でドーナッツの場合、一個あれば無限に増やせる。

次に亜空間収納(あくうかんしゅうのう)は亜空間を創り出してその中に出し入れが出来る。

でも、これが茜に知られると色々と面倒(めんどう)(くさ)い事になりそうだから(だま)る様にしよう。

「さて、行っくよ~。砂糖天麩羅(ドーナッツ)屋に!」

「ハイハイ、行くぞ。」

宿を出て、昨日行った砂糖天麩羅(ドーナッツ)屋にまた行く。

今日はヨーグルトっぽいソースが()かった砂糖天麩羅(ドーナッツ)を食べる事にした。

食べると、やはりヨーグルトの味がした。

でも、本当に美味しい。

一個だけ残して食べ終わった後、試しに一致複製を使ってみる。

茜に隠れてな。

「特殊魔法 ”一致複製”」

すると、砂糖天麩羅(ドーナッツ)が二つに増えた。

次に収納をしてみよう。

「特殊魔法 ”亜空間収納”」

少し小さな亜空間を創り出して、増えた砂糖天麩羅(ドーナッツ)を入れた。

そして、閉じると亜空間は消滅(しょうめつ)した。

これをもう一回やると取り出せれるという事か。

まあ、茜には黙っておこう。

「よし茜、防具屋に行くぞ。」

「え~、何で?」

「安全のためだ。」

茜にそう言い聞かせて俺らは防具屋に向かった。

防具屋はファンタジー世界にありそうな外見をしている。

でも、目立つからいいんだけど。

「いらっしゃい、何か用か?」

「ああ、二人分の防具が欲しいんだ。出来れば軽いのを。」

「分かった。三種類あるが、どれがいい?」

そう言って持ってきたのは全部服の様なものだった。

本当に防具か(うたが)う程の(うす)さだ。

しかし、防具屋に売っている程だ、一様ウインドウで確認してみるか。


鉄布(てっふ)(よろい)

鉄を布の様に薄くして鎧に加工したもの。

速く動けるが、防御はいまいち。


駿鉱(しゅんこう)(よろい)

魔鉱石(まこうせき)の一種、駿鉱石を加工したもの。

しかし防御を専門にしているため、ほぼ普通の鎧と同じ。


鷲羽(しゅうう)(よろい)

魔鷲(デーモンイーグル)の羽毛と魔鉱石の一種、頑鉱石(がんこうせき)を加工したもの。

速さと防御、軽さの三つを()()わせた初心者には高級な防具。


条件は言ったのは悪いが、こんなに悪いもんなのか!?

唯一(ゆいいつ)あの鷲羽の(よろい)が良い位で、残りがとても(ひど)いな。

よし、鷲羽(しゅうう)(よろい)にしよう。

防御も軽さも(もう)(ぶん)ない。

お金は多分大丈夫だろう。

「店主、鷲羽の鎧を二つくれ。」

そう伝えると店主は困った顔をしてきた。

「いやぁ、ありがとさん。でも、今は在庫(ざいこ)がこれ一つしかないんだ。欲しいなら材料を持ってきてくれないか。」

「材料って何なんだ?」

「頑鉱石はあるのだが、魔鷲(デーモンイーグル)の羽毛が足りないんだ。そもそも魔鷲(デーモンホーク)は危険な魔物だから、無理はしなくていいのだが……。」

「分かった、そいつを倒そう。どうしても二人分欲しいからな。そいつは何処に居るんだ?」

「恐れ多いな、お客さん。魔鷲(デーモンイーグル)はロンゴウ谷周辺(しゅうへん)に多い。ここから少し離れているから、行くなら気をつけてくれよ。」

「ありがとな、店主。」

さてと、狩りに行くか。

そういえば、茜は何処に行った?

三時間後、街の(すみ)に追い込んで(ようや)く捕まえた。

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