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転生勇者と転生賢者の異世界無双  作者: 蘭 蓮花
本編
10/100

表彰

10話目です。

良かったら感想をお願いします。


ある城内(じょうない)、一人の王と6人の若者(わかもの)がいた。

その場所はランヅヒーロ王国からかなり(はな)れている。

氷魔(ひょうま)のバルトが自害(じがい)した。」

「へぇー、そうですか。で、それで?」

「だな、ただ少し強い奴がやられただけ。そんなんで一一(いちいち)俺らに報告(ほうこく)するな。」

「そーだー。」

「でも間違えて転生させた奴らは結構凄かったぜー。どうやら、形状を変化させる剣を使う奴と高火力(こうかりょく)な魔法を連発(れんぱつ)するやべー奴だった。」

「じゃあ、(つぶ)甲斐(がい)があるじゃん!」

「そんなことはどうでもいい。俺は例の二人を殺して元の世界に戻るだけ。(きた)るべき日に潰すのみ。」


俺らはその日、王国の危機(きき)をったとしてランヅヒーロ王国の英雄と(しょう)され、パーティーが開かれた。

少しは(うれ)しいが、元元(もともと)目立つのは嫌いだから何とも複雑な気持ちだ。

茜は目立つのが好きだからいいけど。

パーティーは王城(おうじょう)の中の遊宴室(ゆうえんしつ)で行われた。

中にはカウンターのある酒場(さかば)や、大皿(おおざら)が大量にあった。

でも、もう俺は疲れてしまったから酒場でゆったりしよう。

少し料理を(もら)って、酒場で酒を頼む。

俺が頼んだのは火酒(ウイスキー)の”戦争(ウォーズ)”と”礼儀(クロシー)”という名前の奴だ。

両方ともアルコール度数が大きいな。

これは茜に飲ませない様にしよう。

あいつは(うそ)と思う位、酒が弱い。

アルコール度数が結構低い奴を()めただけで()っぱらうからな。

俺の場合は平気なんだけど。

普通に匂いがいいんだけど。

「隣、いーすか?」

そう一人で楽しんでいると隣に誰かが座ってきた。

金髪(きんぱつ)だが一部に赤髪(あかがみ)()じったちょっとチャラい感じの男だ。

でも、少し(なぞ)殺気(さっき)を感じるな。

何だこいつは?

「あんたは(すげ)ー魔法であの魔法使いを倒しんだな。」

「ああ、そうだが。で、お前は誰だ?」

「俺はオーバ・ニン。で、あんたの名前は?」

「俺は曙 朱鷺丸だ。」

「ありがとー。」

終始、チャラかったな。

本当に一体こいつは何なんだ?

この後、オーバは30分程飲んだ後、立ち去って行った。

「朱鷺丸、何か食べないの?」

「一様食べているよ。魚の切身(きりみ)肉巻(にくま)きとか。」

「この後、表彰状を上げたいって王様が言ってたよ。」

「俺は目立つのは嫌いだぞ。」

「そんなのはいいから~。」

俺は拒否(きょひ)したのだが、茜に無理矢理(むりやり)連れられた。

しかも、途中で逃げないように剣を(フック)に変えて()()けて

来た。

「えー、あなた方二人は……。」

俺は結局、最初から話を聞かずにウインドウを眺めていた。

正直に言うとあれだ。

小学校や中学校の校長先生のはなし()みに長い。

取り敢えず(もら)うものだけ(もら)って帰った。

宿は王様が用意してもらった(ため)、すぐに寝れるな。

「次は何処に行こうか?」

「え~、もう行くの? まだ居たいよ~。」

「何でだよ。」

「もっと砂糖天麩羅(ドーナッツ)を食べたいよ~。」

実は俺ももう少し、ここに居たい。

砂糖天麩羅(ドーナッツ)もそうだが、防具が今欲しいのだ。

ずっと布の服だけでは(こころ)(もと)ない。

何時(いつ)危険が(おとず)れるか心配だからな。

「じゃあ、もう暫く居よう。」

「やった~! (しばら)くは居よう。」

「ハイハイ、暫くな。」

俺はそう適当(てきとう)に言ってから、すぐに寝た。

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