表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/33

拾七話

○灯影の鯨



今度の曲のテーマは何にしようか。


クラス替えで僕とクラスが同じになったときに僕に言ってくれたあの言葉か。

体育祭の後、片付けの時に呟いていたあの言葉か。

帰り道、火事になっている家の前を通りかかった時にひっそりと唱えていたあの言葉か。



朦罵。君は可哀想な人だ。

今という時間を味わうことができず、一生未来に怯えている。

だから君は、一刻も未来を閉ざしたいんだろう?


君が忌避する退屈とは程遠いような______劇的な死を遂げて、輝きたいんだろう?


そんな夢を見て、やりきれない思いを胸に抱いて日々を過ごしている。


僕は______知らぬ間に脳にこびりついた君の言葉を洗ってる。


電子の音楽に想いを乗せて。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ