表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

キミはともだち

作者: DrawingWriting

概要:

 Twitterで月一に催されている「決まったお題で300字の作品を書こう」という企画『300字SS』、

 第四十回参加作です。文字数は改行と全角スペース除いて300字ぴったり。


 あらすじは完全に悪ノリです。ごめんなさい。


超備考:

 新作書いたらTwitterで告知してます。宜しければ。

 http://twitter.com/drawingwriting


注意:

 この作品は「カクヨム」「Pixiv」などでも掲載しています。

 知人に頼まれて引き取ったその日本人形は、実に珍しい逸品だった。


 髪が伸びる。


 夜、低い声を出す。


 僕を見つめてくれる。


 初めて友達が出来た気がして、僕は彼女を連れ、頻繁に旅行した。


 一人じゃない――なんて素敵なんだろう。




 ある日。目が覚めると、僕が僕を覗き込んでいた。


「体を貰うね。友達でしょ?」


 僕は日本人形と化している。成る程、彼女は人間になりたかったのか。


 君の望みなら――応える前に、彼女は笑って部屋を出て行った。




 夜。僕がのんびり人形していると、疲れた顔の彼女が帰ってきた。


「貴方、毎日こんなことしてるの?」


 翌朝、僕は元の体に戻っていた。僕の職場はお気に召さなかったようだ。


 「お疲れ様」と、僕は彼女を撫でた。

You can count on me.

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ