登場動物・家畜紹介
※第4章完結時点の紹介です。
本作品未読でネタバレを気にする方は、ご注意ください。
※身長は二足歩行時(日常生活用)のものです。
【兵機庁直属特殊任務専門家畜(特畜)
俗称:特畜隊】
〇餡
雌 ヒト家畜 身長167cm
破壊・消失の化け能力者
任務時は、黒のダウンジャケット(左袖無し)を着用する。
特畜隊内では、寿命が長い種ということで「長老」と呼ばれている。
幼少期にサゴシと一緒に過ごした過去がある。
〇タテガミ
雄 ライオン家畜 身長185cm
身体強化・特化型の化け能力者
任務時は、赤いダウンジャケットを着用する。
表情や言語表現が豊かで、動物らしい雰囲気を持っている。
〇サエズリ
雄 柴犬家畜 身長130cm
再生の化け能力者
任務時は、白のダウンジャケットを着用する。
意思表示能力が最も乏しく、隊内でも、愛玩用家畜に近い存在。
〇ムギ
雄(去勢済み) ニホンジカ家畜 身長170cm
変身の化け能力者
任務時は、ピンクのダウンジャケットを着用する。
頭部の角を短く切り落としており、中性的なキャラクター。
動物と家畜の間に生まれ、1年ほど動物として暮らした過去がある。
行燈島のダイダイ施設に潜入した際、オトリになり、自爆した。
〇セロリ
雌 キュウシュノウサギ家畜 身長120cm
情報の化け能力者
任務時は、青いダウンジャケットを着用する。
クールでニヒルな性格で、隊内で最も兵用家畜らしい振る舞いを見せる。
サゴシやサエズリの脳に直接交信し、会話することができる。
〇陸稲
雄 アフリカカバ家畜 身長180cm
空間の化け能力者
任務時はレモンイエローのダウンジャケットを着用する。
隊内で、最も長く特畜として活動していることから「隊長」と呼ばれている。
〇サゴシ
雄 ヒト 身長175cm
記憶操作の化け能力者
任務時は、緑色のダウンジャケットを着用する。
家畜のフリをして特畜隊にいる動物。
北島出身
子どもの頃はメル牧場で育ち、そこで幼い頃の餡と出会った。
当時の餡の記憶の種たねを探す為に、特任から兵機庁に異動した。
【兵機庁】
〇キャンディ
雌 ジャガー 身長180cm
兵機庁畜局研究部所属。
兵機庁直属特殊任務専門家畜使用監督責任者。
階級は少佐。
隊内では、「女主人」と呼ばれている。
任務中に好物のキャンデーを齧るのが、彼女のスタイル。
〇マキ
雌 三毛猫
キャンディの部下。特畜管理を担う。
〇マコ
雌 黒猫
キャンディの部下。特畜管理を担う。
〇若葉わかば
雄 チーター
キャンディの部下。特畜管理を担う。
〇冬ふゆ 〇夏なつ
共に、雄 トラ猫
キャンディの部下。特畜管理を担う。
サゴシにちょっと優しい方が冬らしい。
【警察庁】
〇典巻
雄 オランウータン 体高80cm
二足歩行姿に化けておらず、元の姿のまま行動している。
警察庁公安局第3ブロック部新興テロリスト対策課課長
警部と呼ばれることが多い。
元陸軍。
テロリスト集団「ダイダイ」を追う。
妻に先立たれ、現在独り身。
○シンバル
ニシローランドゴリラ 雄 180㎝
警察庁公安局第3ブロック部新興テロリスト課ダイダイ対策係シンバル班主任
警部補
妻子あり
典巻が最も信頼している部下。自ら積極的に現場に赴く。
○タノイチ
ニホンザル 雄
警察庁公安局第3ブロック部新興テロリスト課ダイダイ対策係シンバル班所属
巡査長
聴き込みを主とした捜査に尽力する。
未来の教育係。
ダイダイ捜査中に殉職した。
○未来
ヒト 雌
警察庁公安局第3ブロック部新興テロリスト課ダイダイ対策係シンバル班所属
巡査(新人)
今回のダイダイ捜査が初捜査。
【灯のとキメラ開発協会(灯キ協)】
○しげる
秋田犬 雄 130cm
灯キ協会長
行灯キメラ飼育館名誉館長
元第一ブロック公安の警察警視
○ナデシコ
キンイロジャッカル 雌 110cm
灯キ協会長専属秘書
○オクモト
イノシシ 雄 150cm
玩具メーカーの営業マン
行灯キメラ飼育館お土産グッズの企画提案をしている。
フェイクのダイダイ犯人にする目的で、灯キ協から呼び出されていた。
【ダイダイ関係】
○ヴァラン
トラ 雄 190cm
うずしお本社ビル占拠実行犯のリーダー。
ダイダイに関わる前は、歴史学を専攻する学生だった。
証拠隠滅の為に、脳に記憶破壊装置を植え付けられていた。
○レオ
アメリカバイソン 雄 200㎝
右手の平に赤い正三角形が見える。
ダイダイ幹部の一人
サイのような皮膚をキメラ技術で移植し、身体強化していた。
○クッキー
ダイダイ幹部としての名前はマスター
キンイロジャッカル 雄120cm
灯キ協副会長専属秘書
行灯キメラ飼育館副館長
ヴァランにテロ実行を促した動物。
ダイダイの計画を果たす為、口封じとして自殺した。
○ブランマンジェ
ダイダイ幹部としての名前はバルゴ
白毛サラブレッド 雄 172cm
灯キ協副会長
行灯支部責任者
行灯キメラ飼育館館長
ダイダイのリーダー格
シンボルマークは黄色の台形
「大地の声」に従い行動している。
計画を果たす為にダイダイ施設から逃亡した。
○ジェミニ
ヒト 雌
ダイダイ幹部の一人
情報操作能力を持つ。
シンボルマークは緑色の平行四辺形
脳医学研究者
第4章にて死亡した。
○ピスケス
カワウソ 雄
ダイダイ幹部の一人
シンボルマークは青色の縦長楕円形
キメラ技術で自身の身体を液体状に変化させることが出来る。
サゴシと餡と対峙した際、サゴシの攻撃により死亡
【その他】
○先骨
タヌキ 雄
国民に人気のある政治家。
現在は第一線を退き、政治顧問やコメンテーターとして活躍している。
○鈴
キタキツネ 雄 110㎝
家畜仲介業者
化けキツネ
◇◆◇
【用語説明】
〇兵機庁
灯ひのと列島の防衛省(国軍)に属する機関。
武器・兵器の製作・管理をする機局ききょくと、
兵器用家畜の研究・飼育・管理をする畜局ちくきょくに分かれる。
家畜含め兵器・武器を管理する国内唯一の機関。
製作等、民間委託する場合もあるが、それも兵機庁の厳正なる審査と監視を必要とする。
〇化け能力(トランスフォーメーション特殊技術)
地球上に存在するあらゆるモノを操る能力。
一般的な技術は、細胞の分裂・消失・増殖を促すことである。
それらを応用した能力を化け能力と呼ぶ。
〇キメラ
家畜の一種。
複数の種を合成して造られている。
一般種を遥かに超える能力の家畜を簡単に生み出せるので、各国が積極的に開発に取り組んでいる。
○NPO法人灯のとキメラ開発協会
灯のと国内のキメラ研究・開発を支援・広報・評価する。
世界規模で活動する国際キメラ研究協会(キ研協)の灯のと支部に比較すると、活動実績や経歴は浅い。
キ研協は国際基準を重視するに対し、灯キ協は灯のとの現状に適した独自のキメラ開発基準の設立を目的としている。
○行灯キメラ飼育館
観光都市行灯に数年前にオープンしたばかり。
国内では珍しいキメラ家畜限定の飼育館
飼育館とは私達の世界で言う「動物園・水族館」と同義である。
社会的活動をする動物は一部の哺乳類に限られるため、それ以外(爬虫類・鳥類・魚類等)を飼育・展示する園館(飼育館のこと)が存在する。
○生態保護区
一般的に保護区と言われる。
野生動物が生息する地域で、世界中のあらゆる場所に存在し、動物側が保護区内の野生動物や環境を厳しく管理している。
保護区に準ずる基準の管理下にある区域は生態管理区と呼ばれる。こちらは植物や哺乳類以外の生物の保護を主な目的としている。
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【動物と家畜と野生動物について】
動物:二足歩行姿で社会を構築する哺乳類
家畜:動物の資源の1つとして使われる生物
野生動物:上記動物・家畜以外の動物。生態保護区や管理区内で生息する生物。
動物として生きる哺乳類は、地球上の全哺乳類の一部とされており、大半は野生動物と言われている。
※頭数は動物の方が多いとされている。
【二足歩行姿の動物について】
二足歩行姿とは、骨格がほぼヒトと同じ状態であることを差す。
衣服を着用する為、首から下の毛量を減らし、女性の場合、乳房を二つにしていることが多い。
よって動物間の美的感覚は、ある程度共通している。
性的嗜好は個体それぞれだが、一応、二足歩行姿での性交渉は可能である。
しかし、陰茎・子宮・膣等の臓器形状が四足歩行姿と異なる為、妊娠・出産目的には不適応である。
余談だが、異種同士の婚姻は、この物語の時代では全世界的に認められていない。




