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騎士の忠誠~テイクアウト~

テイクアウトの方も投稿致します。なるべく本編を読んでから読んでください。

「シャーレ様!」


私はシャーレ様に自分の決意を示すべく、城に戻りました。

途中で門番の兵に止められるかとも思いましたが。

「おかえりなさい」と出迎えられてしまいました。


「アンナ…」


「シャーレ様先ほどはいきなり飛び出してしまい申し訳ありませんでした」


「戻ってきてくれたのですね…」


「私の罪は消えることはありません、それでも私はシャーレ様にお仕えしたいです。私がシャーレ様のお側でお仕えすることをお許しください」


「ええ…、ええ、アンナ、私と共にどこまでも歩んでください」


「はい、この身尽きるまであなた様のお側でお仕え致します」


こうして、二人は幸せに暮らしましたとさ?




※~~~~~

「そういえばあのお店へは普通に行けないのでした」ズーン


「…」オロオロ


アンナさんあのお店に行こうとしても、行けなくて落ち込んでしまい。シャーレさんあたふた。


これにより二日後、図らずも条件達成によりお店に行くことが出来ました。そして、加護を貰っていつでも行けるようになりました。


その後、アンナさんはほくほく顔で戻られたそうです。




※~~~~~

「こんにちは」


「あれ、ああ、この前の騎士さんですね。いらっしゃいませ」


「嗚呼、やっと来ることが出来ました」


「どうしまし、あっ…」


「どうしました?」


「…加護に与えるの忘れてた」


「加護があると何か良いことがあるのですか?」


「条件無視してこの店に来ることが出来ます」


「ええ!?」


「……加護要りま「お願いします」…はい」


アンナさんの勢いに少々圧されたちょっぴりドジな店主の優君でした。


こんな一幕もありましたとさ。




※~~~~~

「そういえばお名前を伺っていませんでしたね」


「そうでしたね。では改めまして、私はここで料理店の店主をやっております、東雲優と申します。以後お見知りおきを。」


「私はシャーレ様に仕えております近衛兵のアンナと申します。これからこちらに来ることになると思うのでその時は宜しくお願いします」


こうして新たな常連さんが生まれたのでした。




※~~~~~

「では今日はこれにておいとまさせて頂きます。ご馳走さまでした」


「そういえばアンナさん、あの方にお仕えすることは出来ましたか?」


「ええ、おかげさまでシャーレ様にお仕えさせて頂けることになりました」


「そうでしたか。ではアンナさんにささやかながら贈り物を」


「これは?」


名称 …忠誠のネックレス

希少度…9

効果 …自身が忠誠を誓った相手が近くにいる場合

    自身のステータスが飛躍的に上昇する。

    また、忠誠を誓った相手のHPが危機に陥     った時に自身のHPを身代わりにして主

    のダメージを無効化する。


「えっ!?こんな希少な物を頂いてよいのですか!?」


「ええ、僕が持っていても使うことがありませんし、それとお客様に使って頂きたくて作っていますから」


「では、有り難く使わせて頂きます」


「ええ、お願いします」


「折角なので早速着用させて頂きますね。……どうでしょうか?似合ってますか?」


「はい、アンナさんに似合っていますよ。」


「ありがとうございます」


「…アンナさん、綺麗なのですからもう少し着飾っても良いと思いますよ」


「そ、そんな//綺麗だなんて//」


「お世辞ではありませんよ。アンナさんは綺麗です」ドヤッ


「な、なぜ貴方がどや顔なのですか?//」


「アンナさんが綺麗であることに対する自信の現れです」


「あ、ありがとうございます?」


「はいっ!」ドヤッ


「…フフッ」クスッ


「…?」


「あっ、すいませんなんだか可笑しくて」クスッ


「…クスッ」


「…フフッ」


「確かになんだか可笑しいですね」


「フフッ、ですね。……では、おいとまさせて頂きますね」


「はい、またのおこしをお待ちしております」


ゆったりとした時間が流れました。


○希少度について…

 希少度=レア度。低い順から1~10となっている。希少度1~4は武具屋やお店などで買えるレベルで、なかでも4となると王宮の軍隊御用達のレベルである。

希少度3~6は鍛治屋に素材を持ち込み、完全オーダーメイドになる。なかでも6は限られた近衛兵のみが使用している。

希少度7は名工と呼ばれる鍛治師(この世界では5人しか存在しない)が作成した、武具もしくはアクセサリがこのレベルになる。

希少度8は人工遺物(アーティファクト)がこれにあたる。失われた技術が使われており、現在の技術では作成、修理が不可能である。複雑な構造により力を完全に引き出せる構造となっている。また、修理すらも不可能な事から希少度9に相等する物も存在する。

希少度9~10は神もしくは、それに準ずる存在(神の遣いや、天使など)が創り出した武具がこれにあたる。特に、神が創り出した武具は全てが希少度10となり、神器と呼ばれ、勇者と呼ばれる人物しか基本着用・使用することがない。

本編にほのぼの成分が足りないので、後日談位はほのぼのにしたいと思います。


10/17 アクセサリを贈る場面を追加致しました。


10/19 希少度の説明を追加致しました。

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