4、逆ハーってそんなにいいものですか?
実際の乙女ゲームで逆ハーEDってそんなに多くないです。
あってもおまけ要素で、攻略対象のハッピーエンドをすべて見るなどの条件付で解放されることもある大団円EDなどにそれっぽい描写が匂わせであるかな、というものが殆どかと。
『みんな仲良く』な大団円EDだからと言って、必ずしも逆ハーではないってことです。
これは私見かもしれませんが、乙女ゲーユーザーの中でも逆ハーって言うのは好き嫌いが分かれるものだと思います。
私も正直あまり好きではありません。
だってヒロインが尻軽のビッチみたいじゃないですか。
百歩譲って攻略対象のベクトルはヒロインに向いてるけど、ヒロインが見ているのはただ一人、或いは恋よりもっと大事なものがあるという姿勢を見せる場合なら受け入れられますが。
ヒロインが八方美人みたいのはちょっとね。
そんな風に考えるユーザーは私以外にもいると思います。
『そういう趣旨』の作品ならいざ知らず、純愛謳って逆ハーってどういうことよ……みたいな反応は少なくないかと。
好き嫌いが多いシチュエーションなので、制作側も安易に入れたりはしないのでしょう。
乙女ゲームをプレイする際、可能な限り同時攻略をすることがあります。股がけプレイとも言われますが、あくまでそれはセーブを駆使してプレイ時間の短縮を図ることが目的なのであって『同時に複数を攻略する』ことが目的なのではない、ということ。
セーブデータをロードした時点から、目的の攻略対象との恋愛にのみ専念するのです。
最近では同時に複数を攻略できるものもあります。二人の男性の間で揺れ動き、葛藤してどちらも選べない・選ばないというヒロイン共有EDや三角関係現状維持EDなどが組み込まれているものです。
これは逆ハーとは異なるもの、と私は捉えているので描き方によりますが嫌いなシチュエーションではありません。
つらつらと書き連ねてきましたが、今後も思いつけば追記が増えるかもしれません。
その時はまたお付き合いいただければと思います。