小学生のあっちゃんは、お母ちゃんから離れません。そんなあっちゃんの話です。
昭和40年代頃のお話です。
あっちゃんは、小学校の低学年でした。
家から歩いて10分位のところに小学校がありました。が、毎日々、担任のよしこ先生に居残りさせられて
給食を食べさせられていました。
まだ、30才代半ば位の小柄な先生。けっしてお世辞にも美人とは言えない。
いつも白いリボンのついたブラウスに水色のスーツを着ていました。
当時の給食は、アルミのお皿に食パン2枚とマーガリン1個。ビンの牛乳 1本 そしてメインのおかずが1点。
あっちゃんは、甘えん坊で大人しくてほとんど学校では口をききません。痩せぽっちで色白のショートカットの小さな女の子。
どうしても食べられないお肉と毎日にらめっこしていました。お友達もいませんでした。
いつも、先生は、先生のギリギリまであっちゃんを1人放課後に残して、先生に帰りなさいと言われて、やっと開放される毎日でした。
同級生の子たちとほとんど一緒に帰ったことはありませんでした。
だから、いつも一人ぼっちで下校するのだけれど、毎日、学校の中庭で、いじめっ子の同級生の森くん、橋くんが待ち伏せしていました。よしこ先生から解放されてやっと帰れるのに、あっちゃんの給食袋を取り上げて、二人で投げあってあっちゃんが泣き出すと給食袋を遠くに放り投げて帰っていきました。
あっちゃんは、いつもクタクタでした。




