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詩集:男性シンガー パンクなロック

作者: 歌川 詩季

 正直者ではないです。

 嘘なんて嫌いなのに

 無神経にほんとのことをぶちまけて

 善人づらしてるやつはもっと嫌いだし

 無遠慮にはほんとのことが言えなくて

 ハートに釘を打ちこんでるやつを嫌いになれない


 やさしい嘘はあっても 正しい嘘なんてないから

 ぼくはあのとき

 なにを口にしてたらよかったのだろうか


 正直者が馬鹿を見るこんな世界で

 だれかに馬鹿を見せる正直者にはなりたくないよ

 嘘つきと天使からののしられてもいい

 エンマさまにこの舌をくれてやる



 嘘なんて嫌いだよと

 無関係の指さきたちがぼくをさす

 わけ知り顔してるやつがそんな偉いのか

 無邪気なほど残酷だって知らなくて

 ハートに眠る罪の意識はまだ昏睡状態


 ガーゼの嘘とまちがえ ナイフの嘘をおしあてた

 ぼくはそれとも

 かたく口をつぐんでいるべきだったのか


 正直者は三度まで 四度めからは

 いつしか嘘をつくよ 正直者には生き(つら)いけど

 楽しろと悪魔からそそのかされるとき

 かみなりさま ぼくのへそねらってる

 かみなり様のコント感。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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