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婚約破棄とざまぁを繰り返すことに意味なんてあるのでしょうか? そうすることで幸せを掴める、と、神は言っていましたが……。  作者: 四季


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32/68

30.

「お前との婚約なんかもうどうでもいい……よって、婚約は破棄とする!!」


 婚約者ミドラーは突然婚約の破棄を告げてきた。


 ちょうど友人エリザベスと一緒にいる時に彼は現れた。

 そして関係の終わりを告げてきたのだった。


「どうして……そんな、急な……」

「フィリーナさ、だってダサいだろ? ぱっとしねぇし、奉仕の心もねぇし……面白くねぇんだよな一緒にいて」

「それが……婚約破棄の理由ですか?」

「ああそうだよ。ダサくても奉仕の心があればまだいいんだけどな、それすらねぇとなったらもう利用価値皆無なんだよな。一緒にいる意味がないっていうか何というか、って感じなんだよな」


 刹那、エリザベスが口を開く。


「あのさぁ! アンタ、フィリーナのこと何だと思ってんの?」

「……え」

「フィリーナは奴隷じゃないんだよ? なのに奉仕の心とか何とか、アンタ間違ってるよ!」

「う、う……うるさいな!! 何だよ急にッ!!」


 反抗的な態度を取るミドラーを見たエリザベスは右手を素早く前へ突き出す。


「アポラ・アポクラテス・リリハラリアル・ミゼラ・ニタス・ニホカストラス・リアルレストレス・アポ!!」


 彼女が冷たくも力強い声で唱えると、その真正面に立っているミドラーに雷が落ちた。


 彼は一瞬にしてこの世を去ることとなってしまった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは! これはまた面白い作品ですね~ 一話一話が読み切りで見やすく、ページを次々めくってしまいます。 一つが完結しているので「今日はここまでで区切ろう」と、思っても、ストーリーが面…
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