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2.

 初めての婚約破棄から数ヶ月、落ち込む私に気を遣った父が紹介してくれた男性と顔を合わせそこから何となく話は進んで婚約することとなった。


 今度こそは上手くやってみせる。

 私はそう意気込んでいた。


 そして、実際、関係は良好。


 順調に進んでいる。


 ……と、思っていたのに。


「え……どうして、女性なんて連れ込んで……?」


 彼の家に遊びに行った際、彼は自室に女性を連れ込んでいた。しかもお互い薄着になっている。知人とか友人とかそういった関係ではないことは明らかだ。


「あー、ばれちまったかぁ」

「どうして……」

「ま、この際いいわ、はっきり言うわ。オレ、この娘のことが好きなんだよね。だからさ、お前との婚約は破棄することにするわ」


 こちらに非はなかったはずだ。にもかかわらずこんなことになってしまった。婚約破棄。またしてもこれか。関係を良好に保つためにどれほど努力してきたことか。だというのにまだこんなことになるのか。


 ……どう足掻いても最後は切り捨てられる運命なの?


「ばいっばぁ~い!」

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