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夢を見なさい
夢を見なさい 静かに 瞳を閉じて
あなたが まだあなたが 幼かった頃
あの夏の日 目の上にかかる 麦わら帽子の影
隣の庭のひまわり あなた自身の影法師
夢を見なさい そして泣きなさい
夢を見なさい まぶしい空を見上げて
あなたが まだ何もあきらめていなかった頃
黄金の海のような麦畑が 風になびいて
黄金の波を作り出して あなたはその中にいる
夢を見なさい そして声を出しなさい
夢を見なさい 夏の夜 流れ星をさがして
あなたが まだあなたが 涙を失っていなかった頃
冷たいアスファルトに寝ころんで 空を見上げ
星のまたたきと心のゆらぎを あなたは重ねている
夢を見なさい そして泣きなさい
あなたの本当に大切なものに花束を捧げなさい
読んでいただきありがとうございました。
娘が中学校入学時に深夜お酒を飲みながら書いた覚えがあります。
仕事のノートの真ん中へんに脈絡無く書きつけてありました。
何か思うところがあったのでしょう。他人事のように。
