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はだか

一日 きりきりして 胸がびちびちして きゅうきゅう働いて

僕は ぎりぎりだ びりびりだ     



夜の夜中に 君が笑って 僕の耳元で 何か言って

あぁ 今夜もオレはまだ君といる よかったなって 

きりきりが下に落ちて びりびりのほつれが解けて

ふんわり 黒い景色の水の中に 漂う



闇をまとっているけれど そうだ 僕は はだかだ

僕の隣で 寝息たてる君も そうだ はだかだ



夜の闇は確かに質量があって 

昼間より ぬるりとした空気があって

その空気の沼につかる僕と君は 

抱きしめあって ゆっくり底まで沈んでいく



君の息が耳元に聞こえて 僕の堅い筋肉から緊張が抜けて

いつまにか 僕ははだかだ  君もはだかだ

 


きりきりした銀色の糸が 僕をきゅうきゅう縛っていた糸が

はらはらと 闇の底に落ちて もう僕は何も着けていない


僕は はだかだ   そうだ 僕は はだかだ


読んでいただきありがとうございました。

10数年前、もっとも忙しくて勤務がきつくて疲れている頃の詩です。

弱っている感じが出ています。大丈夫でしょうか(笑)

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