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29  作者: 葵 しずく
3章 過去との決別
33/155

第4話  Birthday act 1

 8月9日 午後23時58分


 家族はもう就寝して、静まり返った自宅でいつものように受験勉強に取り組んでいた。


 予定した箇所まで進め終えて、椅子の背もたれにもたれかかり、上半身を伸ばしてゆっくりと長く息を吐く。


「よし!今日は順調にはかどったから、もう少し進めてみようかな。っと!その前に・・」

 瑞樹は立ち上がって、一息いれようと珈琲をれる為に、一階のキッチンへ降りた。

 夜の勉強時は頭をシャキっとさせるのに、夏場でもホットコーヒーを飲む事にしているのだが、珈琲好きの瑞樹家ではインスタントコーヒーではなく、しっかりとドリップして淹れるタイプしかない為、時間がかかるのだが、瑞樹はその淹れる時間がわりと好きだった。


 ゆっくりドリップしている時、珈琲のいい香りが立ち込めて、その香りを嗅ぎながら、少し考え事をするのが瑞樹の定番パターンだった。今日の考え事は先日決まった文化祭でクラスがやろうとしている、猫耳カフェについて改めて考えていた。


 勢いでホール担当を引き受けてしまったけど、猫耳つけてる私を見て、間宮さん笑わないかなぁ・・・

 ひょっとしたら、少しは喜んでくれたりするかな・・・だったら嬉しいんだけど・・

 そんな事を考えながら、ドリップした珈琲をマグカップへ移して、自室へ戻っていった。

 相変わらず、勉強している時以外は、間宮の事で頭がいっぱいらしい。それでも勉強中だけは集中出来るようになっただけマシにはなったのだが・・・


 自室へ戻り、猫舌の瑞樹はコーヒーが少し冷めるのを待っていた。

 そこで初めて机に置いていたスマホがチカチカと光っている事に気付いて、立ち上げて通知の内容を確認した。


「あ!」

 瑞樹はlineのメッセを見て、慌てて時計を見た。

 時計の針は0時13分を指していた。


 いつの間にか日付が変わっていた。

 今日は瑞樹の18回目の誕生日だ。


 lineには仲の良い麻美達や、合宿で仲良くなった神山達から、お祝いメールが多数送られてきていた。


 1人、1人、感謝の気持ちを込めて返信していくと、最後に届いていた加藤からのメールにはお祝いの内容とは別に、明日一緒にランチしようとお誘いのメッセージが書き込まれていた。


 10日は夜にゼミがあるだけで、日中は特に予定はなかったので、すぐに誘いを受ける返事を返した。


 待ち合わせ場所と時間、それからランチする店をそのままlineのやり取りで決めて、スマホを机に置いた。


 少し冷めてきた珈琲を飲みながら、嬉しそうな表情を浮かべる。


 瑞樹は子供の頃から、自分の誕生日にあまりいい思い出がない。

 8月は夏休みの真っ最中で、しかも10日となると会社勤めの人間は盆休みにはいる為、友達も家族での予定がはいってしまい、誕生日会を開いてもらった事が殆どなかった。


 友達の誕生日会は積極的に参加して、お祝いしているのに、自分は祝ってもらえない事が多かった為に、親に何で8月に生んだのだと、泣きながら文句を言って困らせた事もある。


 そんな苦い思い出ばかりの瑞樹だからこそ、誕生日にこうしてランチに誘ってもらえて凄く嬉しかった。



 明日の待ち合わせに遅れてはいけないので、今日はそのまま少し早めに眠る事にした。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 8月10日 朝


 いつものように朝食を作り、皆で食べてから今日の予定を確認しあい、両親を仕事に送り出してから、瑞樹も支度を済ませて、あまり土地勘がない待ち合わせ場所だった為、少し早く家を出て、時間まで周辺を探索しようと、スマホで地図をチェックしながら、駅へ向かった。


 待ち合わせは、比較的分かりやすい場所を指定してくれていたので、すぐに到着出来た。


 まだ30分以上時間が余っていたから、周辺の探索開始。


 メイン通りに連なるショップをブラブラと探索する瑞樹は、余計なトラブルを避ける為に、キャップを深かぶりして伊達めがねをかけていた。

 もはやファッションではなく、有名タレントがやりそうな変装のそれである。


 通りを暫く歩いていると、いい香りが瑞樹の鼻をついた。


 その香りを辿っていくと、小さいが可愛いたたずまいのパン屋があった。


 香りに誘わるまま店内へ入ると、沢山たくさんの種類のパンが所狭ところせましと陳列ちんれつされていた。


 パンを順番に眺めていると、一番目立つ場所にメロンパンが売られているのを発見した。

 いや、正確に言うと売られていたであろう場所だ。

 その場所には空のバケットだけが置いてあり、何やらメッセージカードがバスケットの下の棚に貼り付けてあった。


 そのカードにはこう書かれている。


 当店一押しメロンパン!大好評につき品切れ中。

 焼き上がり予定時間、7時、13時、18時


 このカードを読んでピンときた。

「これだ!」

 瑞樹はメロンパンの仕入れ店としてこの店に狙いをつける。

 とは言え肝心の現物が品切れでは、話にならないので、ランチの帰りにもう一度ここへきて、試食しようと決めた。


 焼き上がり時間のメモをとっていると、スマホが震えた。

 加藤が待ち合わせ場所のもうすぐ着くと連絡が入ったから、急いで店から離れて待ち合わせ場所へ戻っていく。


 待ち合わせの場所へ戻って、周りを見渡していると、後ろから呼ばれる声がした。


「お~い!志乃!」

 振り返ると、手を大きく振った加藤と、その隣に神山と佐竹が続いた。


 全員揃ったところで、瑞樹と神山が手を取り合ってはしゃいでいた。

「神山さんも来てくれたんだ!ありがとう!」

「当たり前じゃん!今日が瑞樹さんの誕生日でお祝いするってカトちゃんから聞いて、即メンバーに混ぜてもらったわ!」


 あはははは!


 瑞樹は神山と笑顔で話した後に、佐竹の方に体を向けて

「佐竹君も来てくれてありがとう!」

 瑞樹が佐竹に笑顔でお礼を言った。


 瑞樹が笑顔で話してくれる事にまだ慣れない佐竹は、顔を赤くしながら

「お、おう。」

 とだけ返すのが精一杯だった。


「つ~かさ!何て格好してんの?」

加藤が変装じみた格好をしている瑞樹を指摘する。

「あ!忘れてた!」

瑞樹は慌ててキャップと伊達めがねを外して苦笑いした。

「そこまで可愛いと私達には分からない苦労があるんだね。」

神山は憐れむような表情で言った。


「ちが!可愛いとかじゃなくて、声かけられたら面倒臭かっただけだから!」

瑞樹は慌てて、顔を赤らめて否定した。


「それで今日のお祝いランチのメニューなんだけどさ!」

 加藤が瑞樹に人差し指を上に向けて話した。


「そう!それ!ここって今いる誰の地元でもないはずだよね?私もこの駅で降りた事なかったから、早めに来て探索してたんだけど・・・ここになにがあるの?」


 そう尋ねる瑞樹に対して加藤はニヤリを笑みを浮かべながら、神山の方を見た。

「今日のお祝いランチはビーフハンバーグにしようと思ってるの。で!ここに美味しいお店があるんだよ。すぐ目の前だからいこっか!」

 神山はそう瑞樹に説明して、目的地方向を指さしながら歩き出した。


「そうなんだ。神山さんのお気に入りのお店なんだね。」

 神山の後を歩きながらそう話した。


「お気に入りって言うか・・・」

 加藤は悪戯っぽくそう言うと、本当にすぐ店の前に到着した。


 その店は大きくはなかったが、いかにも高そうな店構えをしていて、瑞樹は思わず後ずさりしそうになる。


「神山さん・・・こんな高そうな所じゃなくていいよ・・・その辺のファミレスで十分だから・・」

 瑞樹は神山達の方を見て、無理をしないでほしいと遠慮しようとした。


 そんな瑞樹の言葉を軽く聞き流して、店の重厚な作りの扉を開きながら神山は瑞樹にニッコリと笑顔で

「大丈夫!無理なんてしてないよ。だって!ここは私のお父さんがやってるお店だもん!」

 神山はそう言って瑞樹を、扉の向こうへエスコートするように手を進む方向に向けて

「ようこそ!Verdunヴェルダンへ!」

 笑顔でこの店を紹介した。


「え?神山さんのお父さんのお店?うそ!?」


「ほんと!ほんと!私も神ちゃんに聞いた時は驚いたけどね。ほら!早く中に入ろうよ!私お腹ペコペコなんだよ。」

 加藤はそう言って瑞樹の背中を後ろから押して店内に入っていった。


 店内へ入ると、マネージャーの札を胸元に付けたスタッフが神山に気が付いて、歩み寄ってきた。

「いらっしゃいませ。オーナーから話は聞いています。予約されている席までご案内しますね。」

 スタッフは神山にそう告げると、席まで案内した。


 4人が席に着いた事を確認すると、スタッフはオーナーを呼んでくると告げて厨房の方へ向かった。


 暫くすると、水を運ぶスタッフとオーナーらしき男性が瑞樹達のテーブルへ近づいてきた。


 スタッフが4人の前に水の入ったグラスを置いて退席すると、オーナーが笑顔で挨拶した。

「いらっしゃい。私がこの店のオーナー兼シェフで神山 結衣ゆいの父親です。いつも結衣がお世話になってるね。」


 そんな挨拶を受けて代表で瑞樹は挨拶に応える。

「こんにちわ。お邪魔します。私達の方こそいつも神山さんに仲良くして頂いてます。今日は私の誕生日の為にありがとうございます。」

 そう言って瑞樹は軽く頭を下げた。


「いえいえ!結衣の友達の誕生日を祝う席に、ここを使ってもらって光栄だよ。今日は私からもお祝いって事でここの食事代は私にご馳走させてもらえるかな?」

 オーナーはそう瑞樹達に提案したが、

「それは駄目だよ!パパ!そんな事したら、私達がお祝いしようとしてるのに、意味がなくなっちゃうじゃん。」

 神山は父親の提案を却下した。


「だそうです。」

 娘からの抗議に苦笑いしながら、そう言ってオーナーは退散していった。


 そんな親子のやり取りにオロオロしている瑞樹に神山は説明を始めた。


「瑞樹さん、そんなにオロオロしなくても大丈夫だよ。

 事前に私のおすすめメニューを注文して、値段も交渉済みだったのに、急にあんな事言い出すんだもん!昔から友達の前だと格好つけたがるのよ!」


「あはは!素敵なお父さんじゃない。」


「まあ!とにかく超美味しいハンバーグ用意してるから、楽しみにしてて!・・・て・・カトちゃんヨダレが凄いよ・・」


 ジュル・・

 加藤は待ちきれない様子だった。もはや誰の誕生日会か分からない・・・


 暫く皆で談笑していると、お待ちかねのハンバーグが運ばれてきた。


「おまたせしました。国産黒毛和牛100%のハンバーグステーキセットになります。」


 スタッフが丁寧にテーブルに並べた。


「おぉ!これはめちゃくちゃ美味しそう!てか凄そうなんだけど!」

 加藤が身を乗り出す様にして、ハンバーグを覗き込む。

「おい!加藤!行儀の悪い事してんじゃないって!」

 佐竹が興奮するあまり、行儀が悪い加藤の行動に注意した。


「う、うるさいな!わかってるわよ!」

 加藤は顔を赤くして、口をとんがららせながらそっぽを向いた


 あははははは!


 加藤と佐竹のやり取りを微笑ましく見つめながら、瑞樹と神山は笑った。


「それじゃ!誕生日会を始めましょうか!」

 神山はそう言って音頭をとった。


「うん!そうだね!じゃ!皆グラスを持ってね。」

 加藤がグラスを手に持ちながら言った。


「志乃!18歳の誕生日おめでとう!」


「おめでとう!!」

 加藤が先陣をきり、そのあとを神谷と佐竹が続いた。


「あ、ありがとう!皆!」

 瑞樹はお祝いされる事に慣れていなくて、照れくさそうにお礼を言った。


 カチーン!


 皆のグラスを合わせる音が響いて、誕生日会が始まった。


 皆は早速メインのハンバーグに手をつけた。


 分厚いハンバーグとは思えない程にスっとナイフが入る。

 その切れ目から大量の肉汁が溢れ出してきて、まだ熱も持った鉄板の上に流れ出し、ジュ~!!と肉汁を焦がす。


「うわ!何この肉汁!溢れ出して止まらないんだけど!」

 加藤が興奮して目を大きく見開いている。


「これはヤバイやつじゃん!こんなハンバーグ、テレビでしか見た事ないよ!」

 珍しく佐竹も興奮を隠せない。


「ほんとそれ!」

 そう言って瑞樹達は殆ど同時に、切り取ったハンバーグを口に運んだ。


 !!!!!!


 食べ慣れている神山を除いた3人の動きが完全に止まった。


「な、なにこれ・・・今食べたのハンバーグだよね?」

 加藤が今までの食べてきたハンバーグの食感から、あまりにもかけ離れていたので、思わず確認した。


「う、うん・・・そのはずだけど・・」

 佐竹も体を硬直させながら、加藤の確認に答えた。


「口の中に肉汁が溢れ出したと思ったら、すぐにハンバーグが溶けたよね?」

 瑞樹は自分の口の中に何も残っていない事に驚いて、加藤と佐竹も同様だったのか確認した。


「う、うん・・一瞬で溶けてなくなった・・」


「超美味しい!なにこれ!?ヤバ過ぎでしょ!

神ちゃん!こんなのいつも食べてるのってズルくね?」


「ほんとね!これ食べちゃったら、ファミレスのハンバーグなんて食べれなくなっちゃうね。」


「神山さん!これ月に何回食べてるの?」

3人からクレームに似た質問攻めが暫く続いた。


「喜んでもらえてよかった!」

 食べ慣れている神山は、3人のリアクションを楽しんでいた。


 美味しい食事を楽しみながら、ゆっくりと色んな話をした。

 とは言え全員受験生なので、受験の話題が中心だったが、それでも楽しい時間だった。


 食事を終えてデザートを待っていると、突然店内にバースデーソングが流れてきた。


 瑞樹は不思議に思い周りを見渡していると、目の前の加藤がその音楽に合わせて歌いだした。


 いや、加藤だけではない、神山も歌っている、佐竹も恥ずかしそうな表情だったが、頑張って歌っている。

その様子を見て、他のお客達も手拍子を始めた。


 そんな3人と周りのお客を目を大きく見開きながら見ていると、

 スタッフがロウソクに火がともったバースデーケーキを運んできた。


「瑞樹様、お誕生日おめでとうございます。このケーキはこちらのお友達様からのサプライズケーキになります。」


「え?」


 差し出されたケーキから、目線を加藤達に戻した。


 加藤達は笑顔で瑞樹を見ていた。

「さ!ローソクを消してね!志乃!」

 加藤はケーキのろうそくを指差した。

「う、うん。」

 勢いよく息を吹いてローソクの火を消した。


消えた瞬間、加藤達と手拍子していた他のお客から拍手が送られた。


「おめでとう!はい!これ私からプレゼントだよ!」

 加藤が先陣を切ってプレゼントを渡すと、神山と佐竹も後に続いた。

「これは私から!ハッピーバースデー!瑞樹さん!」

「ぼ、僕も一応これ・・・プレゼント・・」


「ありがとう!皆!」

 瑞樹は嬉しそうな笑顔でお礼を言った。


 それからケーキをスタッフが切り分けて、4人に配り終えた時に、加藤が口を開いた。


「ん~~!!やっぱり駄目だ!」

「どうしたの?」

 驚いた顔で瑞樹は加藤に問いかける。


「私達からって事にしておいてって言われてたんだけど、やっぱり隠すのはおかしいから本当の事を話すね。

 実はこのバースデーケーキは私達からじゃないんだよ。」


「え?そうなの?じゃあこれは誰から?」

「そのケーキを用意したのは・・・希ちゃんだよ。」


「!!・・・希が?・・・」

 瑞樹はケーキに目線を落として驚いた。


「うん!照れくさいから、私達からって事にしておいてって頼まれてたんだけどね。だから家に帰っても知らないふりしてて欲しいんだ。」

 両手を合わせて加藤がそう頼んだ。


「あの子ったら・・・本当に素直じゃないんだから・・・」

 そう言う瑞樹の表情は笑顔だったが、少し涙ぐんでいた。


 希のケーキを美味しいお茶と一緒に楽しんだ。


「愛菜、神山さん、佐竹君、今日は本当にありがとう。

 実は言うと私って8月生まれでいつも夏休み中だったから、今まで殆ど友達に誕生日を祝ってもらった事がなくて誕生日会って憧れてたの。その憧れだった誕生日会を、こんな素敵なパーティーで祝ってもらえる日がくるなんて、考えた事なかったんだ。だから本当に嬉しかった!」


 最後に瑞樹は3人に感謝の挨拶をして、誕生日会はお開きになった。


 瑞樹を除いた3人がレジで会計を済ませていると、オーナーが声をかけてきた。


「今日は本当におめでとう。うちの料理はお口にあったかな?」


「はい!凄く美味しかったです。本当にありがとうございました。今度は家族で来たいです。」


「ははは!それはよかった。いつでもおいで、待ってるよ。」


「はい!御馳走様でした。」

 瑞樹は会釈してお礼を言って店を出た。


 瑞樹は凄く素敵な誕生日会に心が温かくなったのを感じた。


「皆ありがとう。大好きだよ!」

 瑞樹は幸せそうな表情で、誕生日を祝ってくれた3人に改めてお礼を言った。

 その表情が凄く綺麗で佐竹は当然として、何故か加藤と神山まで頬を赤らめた。





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