神様からの冥土...転生後の土産
ここで変更。誰が発言したか誰にでもわかる場合(1人しかいないなど)は名前表示を無しにさせていただきます。
また、ナレーションなどは行空けの一文字ずらしを無しにします。
「う......ん......」
転生によって発生していた光が収まると、そこには少年が横たわっていた。
「ここは......」
辺りを見回すと、そこには限りなく自然が広がる大平原があった。絶対に見たことのない光景だ。
そして、少年は理解が早かった。
「そうか...俺は転生したのか...」
そういえば、神様からの手紙があるはずだ。少年はズボンのポケットを探る。
「あった...なになに...
『俊介殿へ
今、その手紙を読んでいると言う事は、既にそちらへ転生していると思う。
いきなり本題に入るが、その世界は「ヴァル・マギカ」と呼ばれている世界の惑星「ヴェネフィ」だ。また、恐らく君はグランス大平原と呼ばれる場所にいると思う。
次に、「スキル」についてだが、初級、中級、上級、特級の4ランクの中で、最初に特級の「全状把握」、「超越」をプレゼントしておいた。詳しくは後で「全状把握」を使用して確認してくれ。
また、この世界では困った事もあるだろうから、いつでも儂と連絡できるようにしておく。
では、良い転生生活を願っておるぞ!
神より』」
え、待って。特級だって?これ相当チートなんじゃないか?
いや、物は試しだ。一度調べてみよう。
スキル「全状把握」特級Lv.1
この世界の事がほぼ分かる。理解できる事象はレベルに依存する。
いや。チートだろこれ。多分特級まで全部飛ばしてるじゃん。
しかもほぼ分かるって何よ。かなり良いスキルなんだろうけどさ...
まあ、次だ。
スキル「超越」特級Lv.1
その種族の限界を完全に突破する。上昇する能力は種族や個体によって差がある。
また、経験値や熟練度の取得が増加する。
「神様、ありがとうございます!」
思わず祈ってしまったが、まずはこの場所の情報とかステータスを見るか。
グランス大平原
世界最大の大陸「ジ・ナスカ」に存在する世界最大の平原。
場所によって魔物の強さは多種多様で、レベル1の雑魚からレベル60以上の大ダンジョンのボス級まで生息している。
だが、本当に危険なのは世界で最も危険なダンジョンと言われている、「アリアス大迷宮」が存在しており、大迷宮にはレベル100以上の魔界四天王級のボスが存在する。
ステータス
名前「神谷俊介」
レベル11(+10〔超越〕)
HP1100(+1000〔超越〕)
MP8400(+8000〔超越〕〔魔法適正〕)
SP550(+500〔超越〕)
スキル「全状把握」特級Lv.1「超越」特級Lv.1「魔法適正」下級Lv.1(NEW)
『テッテレー! スキル【魔法適正 下級】を習得しました!』
え...なんか増えてるし、キチガイじみたステータスなんですけど...マジかよ俺...
ちょっと情報量多いか?あとで絞っとこう。
ところで、ここ何処らへんだ?
『グランス大平原の野原(出現モンスター 1Lv〜50Lv)』
おい、野原ってなんだよ。出現モンスターすらあてにならないじゃねえか。知りたきゃレベル上げろってか?
ドドッドドッドドッドド...
うん?何の音だ?
ドドドドドドドド...
え...まさか...あれって!
『【ラッシュゴートの群れ】Lv:30ぐらい 能力:たぶん3、4桁』
駄目だ、ステータスでは恐らく俺を上回ってるのが百匹以上...あれは勝てん。......ならば!
「36計逃げるにしかずぅぅぅ!!!」
「ギャアアァァス!」
ゴ○ラじゃねえか!逃げなきゃ...死ぬ!
『SPが0になりました。HPを消費します。』
「うぎゃあああ!イタタタタ!!もっと優しく消費してえええ!」
『テッテレー! 【痛覚抑制 下級】を取得しました!』
「そんなことはいいから逃げさせてぇぇ!」
シュン!
『テッテレー!【空間魔法】を取得しました!』「え...?」
...そこで、俺の意識は途切れた。
待望(数十分ぐらい前)の第2話。文法力、まだまだだね。
主人公のステータスとかの基本情報回はまたあるかも。