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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約11年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

滅私奉公の冒険者!




 伸ばした手はいつだって届かない。
 掬い上げようとしたところで、砂のようにこぼれ落ちるのが必定。
 だからこれは、思い上がった自分に対する神様の罰なのだろう。
 憎悪が胸の中を巣くう。どろり。粘稠な泥のような感情が心を支配する。
 ああ――嗚呼。
 確信があった。まるで人類の罪を背負った聖人が己の役割を知ったときのような、そんな確信があった。
 もうきっと戻れない。もうきっと立ち止まれない。
 だから最期に祈る。せめて――――。





 大丈夫! 現代からトリップしたチートな主人公が俺TUEEEEEするだけの小説だよ!
 心安らかに読んでいってね!
縋る女
2014/06/10 21:03
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