第一話、結成!奴隷解放軍
「ジョリジョリ、ジョリジョリ」
物語の冒頭、いきなり髪を切っていて……いや、剃っていてわるいな!
俺たちはさっき奴隷解放軍を始めた集団なんだ!
「コラ! りゅうた動くな!」
この俺の髪をジョリジョリしているのがハンクスヴェード・ルマートヴィッヒ・セラローヌ・マッ……
「セラ、フルネームなんだっけ?」
「長ったらしくて言ってらんないわよあんなの」
……だってさ! セラと呼べ
「リーダー、これじゃだめすかー」
「だめだ、それは坊主じゃない! ソフトモヒカンだろー!」
「チェー」
あれは我らが援護射撃部隊隊長マイケル・モーガンだ!
どこかのNBA選手と名前が似ていることを許してやってくれ。
そして何故俺たちが坊主にしているかといえば奴隷解放軍をやる上でのカモフラージュ兼団結の印だ。
「ふっ、まだまだだなマイコー、こんくらい剃らんとな」
「やめてー! どっかのシンガーみたいに略すのやめてー!
ってかおまっ、それ何!? 坊主じゃねーだろスキンヘッドだろ!
カモフラージュじゃねーし笑いもんだろそれ!」
「な、なに!」
「ねぇ、バカなの!? バカなのこのひと!」
「リーダー、そいつ……馬鹿ですよ……」
「そうでした…」
そしてこのバカがダッテ・マ・サムネ
アフリカ出身の黒人で元奴隷なんだ……
コイツもひどい目にあってきた……
そんな奴らを助けるためにこの俺が集めた奴隷解放軍がこれだ!
非戦闘員セラ!
後方援護射撃部隊マイケル!
特攻部隊サムネ!
そしてこの俺がリーダー豊臣 龍太だ!
…………はいそうです四人ですこれを軍とかいばって隊列を組めば確実にド○クエの並び方になっちゃいますよ!
……誰に切れてんだ俺。
奴隷解放軍は始めたが、ここは多分中世ヨーロッパだがな!
正真正銘俺は1995年生まれの日本人だ!
それがなぜこんなことになっているかというと。
---------……俺は名門豊臣家で生まれた超天才児だった。
五歳で高校課程が終わって七歳から研究室に入った。
でも途中から研究に飽きてダイナマイトとか作って遊んでたんだ。
そして俺の作ったダイナマイトを五歳児に渡したら
うっかり国会議事堂爆発してしまったようなんだ。
今時の五歳児があんなに馬鹿だとは思わなかった(注:個人の見解です)
そのあと、父ちゃん母ちゃんに怒られて研究室に閉じ込められたんだけど、
ノーベル化学賞でもとれば許してくれるかなと思ってタイムマシンを作ってたんだ。
一週間で……
忘れてた、俺そういえば天才だった……
んで、乗ってみたわけだ。
んで、帰りの分わすれてて帰れなくなったわけだ。
忘れてた、俺そういえば天然だった……
ついたところは中世ヨーロッパとおもわれるところ。
-----------……「やべ、帰れない、どうしよ」
でもまあ、ローマの言葉習っといてよかったー。
「大丈夫ですか?」
俺がウロウロしていたところに一人の少年が話しかけてくれた。
「すいません、アジアの方から来たんですけどキャラバンに置いていかれて行くあてがなくなってしまいました。」
彼は考え込んだ様子で聞いてきた。
「あなた、頭はいいですか?」
本当はめちゃめちゃいいけど俺は警戒して
「すうがくなら五歳から…」
と答えた。
多分この時代で数学を五歳からやってるとなると相当頭はいいはずだ。
「ほう、ではうちに来ますか?」
-------------……
この時代で頭がいいのは重宝されるのだろうと思っていたがちがったようだった。
彼は一人暮らしで発明でたべていっていて助手が欲しかったようだ。
名前はニコラスと言って父母はいないらしい。
発明家同士話はあった。
仲良くなって兄弟のようになっていった。
そんなある日、帰ってくるとニコラスがいなかったのだ!
「ニコラス! ニコラスーー!」
「おばちゃん、ニコラス見てない?」
近所の人に聞いてみた。
「……」
「おばちゃん?」
「さっき、奴隷商人とどこかにいったわよ」
「な、なにーーーーー!!」
こうして俺の奴隷解放の旅は始まった。
番外編
ニコラス目線
街を歩いているといい格好をしたアジア人がいた。
売ったら金になると思って、頭の方はどうかと聞いた。
そしたら頭もいいといっていたので家に連れ込み後で売ろうと思った。
そして、売る日、売人といっしょに売値を決めに行って、帰ってくると龍太がいないではないか!
隣のおばちゃんに聞くと「旅に出た」といった。
「ちっ、逃げたなあいつ」
完




