魔獣
今回は、結構早く出来ました。
なんか少し中途半端ですが気にせず読んでください!!
入学式から1週間が経った日曜日。
私たちは朝早くから、いつもの場所に出かけていった。
「遅かったね2人とも。」
「私は早く起きたんだが、杏がなかなか起きなくてね。もう少しでおいていくところだったよ。」
「だって~起きれないんだもん。」
ぷくっと頬を膨らましながら怒る杏は15歳には見えなかった。
そんな杏を優しくなだめる梓。
毎週日曜日は、いつもこんな2人のラブラブな姿を見せられる。
はっきり言うと何百回も見てるから、こんな2人の姿はバカバカしく思える。(決して羨ましいわけじゃない)
私たちはたわいもない話をしながら、最寄駅に向かう。
魔物には、生命体を感知する能力があるが、今の電車には生命体特有の何かを感知させないために、色々と工夫が施されており、今では電車が魔物に襲われることはめったにない。
最寄り駅から5つほど駅を過ぎたところ、駅ではないが途中で停車するところがある。私たちはそこで降りる。もちろん許可を取っている。
でもここで降りることが許されているのは、「闇」のみである。
*
「みんな遅かったね。心配したよ…まあ、君たちのことだから大丈夫だろうけど。」
少しはにかみながら私たちを迎えてくれる、花野慶太さん。私たちの先輩であり、とてもいい先生でもある。そして、仲間でもある。
「今日も、杏が遅かっただけですよ。」
「う…すみません…。」
笑いながら、「いいよ」とあっさりと許してくれる。
私はそんなことよりも、と慶太さんを急かす。今日は、思想召喚を教えてもらうのだ。
これは、学校では2年の最初に習うことなのだが、私たちは色々とあってみんなよりも多くのことを知っている。これもその一つだ。
『思想召喚』
召命操―「召」は召喚、「命」は命令、「操」は操る―の召を呪文として唱えず、思想で呪文を思い出し魔獣を呼び出す技だ。
これは、魔物に気づかれずに魔獣を召喚するのに必須だ。そして、この思想召喚は基本だが、その前にこれを身につけるための訓練が必要になる。
「じゃあ始めようか。まずいつも通りに魔獣を召喚して。」
私はいつもどうりに頭の中で呪文を唱える。2人は口に出して。
それぞれの魔獣が召喚される。
私は魔獣を2匹もちしている。普通の人は、1匹だ。1匹といっても同じ種類の魔獣を何匹か操っている人もいる。でも私は、違う種類の魔獣を操っている。多くの人はこれをするのはとっても難しい(らしい)。
私は幼少時から2匹と一緒にいるので、その難しさがよくわからない。
「あれ、スカイは?」
ホントだ。フィノしか出てきてない。フィノはタイガーの形を模した魔獣。スカイはドラゴンの形を模した魔獣。いつもならスカイの方が反応はいいのに、なぜかスカイが出てこない。
「スカイ、出てこい!!」
僕の周りが青く淡く光る。そしてスカイが出てくる。
「どうした?いつもより反応が悪いけど、何かあったか?」
「お前の方こそ心が安定してない。だから俺が出てこれないんだ。」
私の心が安定していない…?スカイの言葉に耳を疑う。その言葉と同時に記憶が蘇る。鮮明に。
失われていく町。泣き叫ぶ人。たくさんの音と声が耳を離れない。
僕は、その場に崩れ落ちた。
読んで頂きありがとうございました。
図々しいのですが感想を頂ければと思います!!




