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異世界を巡る  作者: 秋野伊月
入学編
3/24

集まったばかりの私たち

遅くなりました。ごめんなさい。

なかなかいいものが思いつかず、ずっと行き詰まっておりました。

ですが、何日もかけた結果、結構長くなりました。


読んで頂ければ嬉しいです。

入学式の翌日、私たちは早速授業を受け始めた。


「は~い。皆さん担任の市野いちので~す。これから1年間宜しくね~。」

いっちー(市野のあだ名。私が考えた)の語尾を伸ばすあの口調、イライラするからやめてほしい。


授業は、普通科目|(国語・数学・理科・社会・異世界共通語)の授業に加え、魔獣師ビーストマジックに必要な、実技と必要な知識を勉強する。

ライト学園は、魔獣師育成学校の中でも特に、魔獣師の授業が多い。

週5日のうち4日が魔獣師の授業。残りの2日は普通科の授業だけだが、希望者は魔獣師の授業も受けられる。


私はそんなに熱心じゃないからそんなことは一切しない。


今日は一通り学校を回ったあと、映像室で魔獣師の実戦映像を見る。


だがなぜか、各学年男女の首席・次席は「実技道具室2」に集まらなければならないということなので、

首席の私、次席の杏と梓と実技道具室2へ向かった。


扉を開けると、まだ誰も来ておらず部屋には椅子と長机が数個置いてあるだけだった。

「何か、実技道具室って感じじゃないね…。」

「そりゃそうだ。「実技道具室2」なんて名前だけだからな。」

初めて聞く声に驚き後ろを振り返る。

にっこり笑った桐沢先輩と女子の次席の先輩と男子首席・次席の人がたっていた。

「みんなそこらへんに座って。もうすぐ全員集まるはずだから。」


桐沢先輩の言った通り、5分もしないうちに全員が集まった。

「では、私から一人ずつ自己紹介してもらいます。3年5組石原愛架、首席です。」

「3年12組、宮野花凛みやのかりん、次席です。」

「3年3組、宮野伊吹みやのいぶき、首席。」

「3年8組、ルウェルト・ハルバ、次席。」

「2年10組、桐原優奈、首席です。」

「同じく2年10組、岡野光夜おかのみや次席です。」

「2年1組、花井海斗はないかいと、首席。」

「2年9組、大木春おおきはる、次席です。」

「1年7組、崎澤緋水、主席です。」

「同じく沢木杏、次席です。」

「1年5組、帳葵良とばりきら、首席。」

「1年7組、豊川梓、次席です。」


一通り自己紹介を終え石川先輩がみんなの顔を順に見る。

そして、その視線は私で止まる。

最初はどうしてかわからなかったが、今になって気づく。エンブレムをしていなかったのだ。すると、ほかの先輩たちも私を見る。

「崎澤さん、エンブレムは?」

花井先輩が不思議そうに首をかしげて聞いてくる。花井先輩の一言に数人の先輩が眉をひそめる。

「すみませんどうしても慣れてなくて…。」

「崎澤さん、前にも言いましたよね?」

「本当にすみません。確か、ポケットに……ありました。」

「今すぐ付けなさい。」

「は、はい。」

とても、とても重い沈黙が部屋に流れる。

別にこの空気に耐えられないわけじゃない。でも、先輩方まで巻き込んでしまうのは気が引けた。

自分の責任なんだけど…。

私がエンブレムをつけたのを確認し、石川先輩が口を開く。

「今日ここに集まってもらったのは、あなたたち1年生に大切な話があるからです。」

区切られる言葉。だいたいどういうことか想像はついている。だがわざわざ口を挟む必要もないのでおとなしく話を聞く。

「魔獣師には、世界に正式に認められ、世界の民を全面的に守っている正魔獣師せいビーストマジックと表だって行動はしていませんが、世界のトップにいる人たち暗黙公認ですが影で動いている魔獣師の秘密組織があることを知っていますね?私たちの間では「ダーク」と呼ばれている者たちです。」

あまり知られていない。この世界は、正魔獣師だけで守りきれていないことを。だから、「闇」が動かなくてはならない。

「闇」が果たしたことでも、世界の民からの魔獣師の信用を失わないために「闇」があることをほとんどの人は知らない。知っているのは、魔獣師関係者と世界のトップぐらいだから…。



読んで頂きありがとうございました。


図々しいのですが感想を頂ければと思います。

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