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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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小説家になろうの評価が壊れてる気がする話

作者: 灰月 琥珀
掲載日:2026/05/12

AI小説の乱立を嘆くエッセイに触れ、思うところがあり勢いで執筆しました。

もしこの改稿を面白いと感じていただけたなら、評価をいただけますと幸いです。

 私にはベテランの作家が友人にいます。

 全盛期には、なろうで作品公開したら初動300PV超え、翌日数百PV超え、3日目で数千PVといった伸びを経験し、幾つか書籍化もしている人です。


 その友人が、「なろう撤退を考えている」と言うので、そんなに異常なの?と検証で、師事を受けつつ自作で幾つか作品投稿して、実際に日刊ランキング(36位)到達もしたのですが、どう考えても、私も「これはおかしい」と思ったので、改善されるまでの墓標として、このエッセイを残しておきます。


 まず、なろうが完全に死んだ訳でではありません。

 例えば、カレヤタミエ氏の作品は重版されていたり、Amazonでも人気です。


捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです

https://ncode.syosetu.com/n4395il/


転生付与術師オーレリアの難儀な婚約

https://ncode.syosetu.com/n6189kt/


 それでも、「んー」と思うのは異様なジャンルの偏りです。


 まず、かつて、なろう系では「異世界転生モノ隔離」が過去にありました。

 それで、「異世界転生しないファンタジー」が流行りました。


 でも、最近は、隔離も解除されたようですが、そもそも、隔離とか関係なしにどのジャンルもパッとしないように思います。


 その証拠にランキングが荒らされているのかな?というぐらいめちゃくちゃで、昔みたいに、ランキングに入っている=書籍化されている=読めば面白い、の方程式が成立しなくなっているように感じます。


 これは、なろう撤退を口にしている友人も痛烈に言うところで、別にプロ作家でもない私が批判的なら何も言えないのですが、そもそも、ここ最近、なろうで上位ランキング入ろうが書籍化されない、されても大して売れない(面白くないから)という状況が増えてて、出版社が、なろう経由の作品に声を掛けていないように見えます。


 もちろん、例外はあるし、全てではないのですが、なろうでランキング入りが成功への登竜門だった時代は終わってしまったのかな?と感じています。


 というのも、昨日は、「この作品は面白いのに総合ポイントが低すぎておかしいので自薦します」みたいな地獄のようなエッセイがランキング入りしてて、いやそれってもう、ランキングとか評価システムが死んでますよって認めているユーザーが増えている証拠だと思ったんですよね。


 ■なろうのアクセス数が半減している


 有名な話ですが、なろうのアクセス数が減っています。

 減っているかわりに他サイトが伸びているかというと算数の計算をしたら数が合いません。


 ここからは友人作家の私見と私の予想をごちゃまぜに書きますが、ラノベって本来、読者が「こうありたい自分」とか「ストレスを物語で発散する」そんな楽しみ方もあったと思うのです。

 分かりやすく言えば、奴隷紋を入れた美少女を従えるとか、契約結婚からチヤホヤされるとか。

 そういうジャンル含め、どうも勢いを以前ほど感じません。


捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです

https://ncode.syosetu.com/n4395il/


 こちらは人気作ですが、領地経営モノで初めから貴族、というジャンルで、いわゆる昔あったテンプレ、不遇からの成り上がりとはちょっと系統が違います。

 どうも、最近は、スタートラインが貴族だとか既に未来が分かっている(バッドエンド回避)など話が早い奴が人気あるっぽいのですが……それでも、どうもパッとしない。

 ランキングを塗りつぶすような、みんなでワイワイ騒いでいる賑わいを感じないのです。



 ■AIがラノベ読者に浸食している?


 個人的に思うのは、今、なろうは投稿ユーザー(AI投稿)がめちゃくちゃ増えているのと、元々、多様な読者がいたのが、AIでそのニーズを満たされて来なくなって、非常に限られた層の読者だけが残っているのではないかという予想です。


 具体的には、AI使えば神様扱いしつつAI自体が、人間を支援するので、無双ものやチートものが好きだったような読者はAIに夢中。あと、AI彼氏だとかAI彼女の作り方なんてのも流行っていますから、ラブロマンスものが好きだった読者もAIに夢中。


 残されているのはサスペンスの推理する過程を楽しむ読者や、領地経営のようなパズル的な思考を知的好奇心で楽しむ読者がメインじゃないかなって予想しています。



 ■今、出版社はどこに行っているのか?


 なろう自体ではお金は入りません。

 チアーズに参加しても二束三文ですし、お小遣い稼ぎのためにAI投稿を乱発するぐらいなら、アフィリエイトでもやる方が儲かる気がしますが、それは個人の価値観だとして……そんな荒れたランキングが機能しないランキングに出版社が注目すると思えません。


 出版社の声が掛からないなら、わざわざ投稿しにくい、なろうの古めかしい投稿ページから作品投稿するより、声のかかりそうな別の小説投稿サイトに注力したほうが、精神も消耗しないし、マナーの悪い感想に傷つく必要もありません。(友人が撤退を口にする理由の一つは、なろうが群をぬいてマナーが悪いから、を理由にしています)


 まあ、なろうはマナーが悪いというか、短編小説を投稿しただけで「連載版があるなら投稿すべき」とお叱りを受ける唯一のサイトなので、ちょっと異常な気はします。タダで読めるのに声が大きい。

 声が大きいけど、お金を別にくれるわけでもない。じゃあ、出版社の声がかかるの?と言えば最近はそれすら怪しい……となれば、これはもう、余力があれば他サイトのおまけで投稿するだけで、メインで注力する作家さんどんどん減っちゃう素人ばかりの投稿サイトになりそうって気がします。


 その分、かつては、小説家になろうを追う側だった後手のサイトや、古くから運営していて変に乱高下しない老舗サイトの方が注目されていくのではないでしょうか。


 ■何が対策されれば変わり得るか?

 一番の対策は、やっぱりAI対策です。

 AI投稿で人間の執筆力を超えたボリュームを連日投稿している人は永久BANされるぐらいの措置は必要ではないでしょうか。

 総合ポイントを互いに入れ合うという組織票も、そもそも、ポイント入れるのに読んでもないのに入れることはできないとか、明らかに連続投票しているのは規制かかる必要もあるように思います。

 評価が信頼できないからこそ、ランキングが荒れ、出版社が見なくなるのですから。


 次に、そもそも壊れたランキングを壊れたまま運営するぐらいなら、一度、作り直して、短編と連載を混ぜないようにする(短編がAI投稿で増えすぎて連載ランキングが機能していません)、厳選された作品が連載に載るようにする、つまり信頼の再構築が必要に思います。


 最後に、「面白い作品が埋もれているので自薦します」といったエッセイが書かれてしまったら負けだと思うので、根本的に隔離と評価の見直しでしょうね。


 ■この記事を書いた理由

 日刊ランキングのったのですが、全然、嬉しくなかったです。

 ベテランの作家の友人も言ってましたが、「色んな人が読んでくれている感覚が無い」。

 非常にごく一部の偏った人だけが、ピラニアのように食い入るようにチェックして、大多数はそもそも、なろうを見ていないか、ものすごい有名作をタダで読みたい時にやってくるか、あるいはAI投稿しに来ているだけじゃないか、そんな気がぼんやりしています。


 もし、そんなことないよ!という出版社がいたら、こっそりメッセージください。

 わたしではなくプロ作家の友人が本気で、なろう引退し掛かっているので、じゃあどこで投稿したら評価してお声掛けするのか、知りたいからです。

 角川系ならカクヨム、レジーナブックスならアルファポリス。

 でも他の出版社は今どこで見ているんでしょうね?その答えを知りたい作家は多いんじゃないかと思います。


 ■まとめ

 かつて、小説家になろうでランキング入りは書籍化や名作を保証していました。

 今も、そうした作品も確かにありますが、2025年あたりから、出版社が撤退しているような圧を感じます。それを反証する強いデータがありません。確信するデータなら沢山あります。


 でも、ラノベは需要がある媒体であり、原作がなければコミックやアニメも、原作無しのリスクの高い作品作りばかりになるのは避けたいはずです。


 では、みんなどこに行ったのでしょうか?

 もし知っている人がいたら、コメントください。

 

 最後に、なろう運営がいつの日か、この記事を読んで、重い腰を上げて健全な評価システム形成にテコ入れする日を願って、筆を置きます。


 その日まで、なろうをメインで活動することは私もないと思います。

 ありがとうございました。

   ***


最後までお読みいただきありがとうございます。

AI小説の現状を憂う意見を拝見し、もどかしさを勢いに変えて書きました。


【参考にさせていただいた作品】

AI小説のみわけかた

https://ncode.syosetu.com/n8715mb/


【感想やご意見をお待ちしています】

私は評価を得るためだけに作品を乱立させたり、安易にAIへ傾倒したりするつもりはありません。

至らない部分も含め、どうすればより良くなるか、いただいたご意見を参考に作品を改善していきたいと考えています。



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― 新着の感想 ―
1つだけ誤解があるので訂正をします。 私の最初のエッセイにも書きましたが、 実はAIによる作品(丸投げ、AIを使っての共著、サポート多分全部含めて)で増えたのは、短編よりも長編のほうが多いのです。…
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