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恋する乙女は大和とゆく  作者: 紅葉走史
2/3

出航:不沈戦艦「大和」上

「改めてご確認しますね」

「あぁ頼んだ」


今日はついに出航か

長かったような短かったような学校生活もこれで終わりか

想えば色々あったな、、、とくに問題が

と、とにかくこれからは問題が起きても自分達だけで解決しなければならない、、、無いに越したことはないが


「あの、艦長代理、説明に移ってもよろしいですか」

「ん!あ、あぁ」

「ゴホン、それでは

まず07:00より開会宣言が告げられます

国旗掲揚、国歌斉唱後、各方面よりの祝電披露に移ります

まず海軍元帥、米内忠政(よないただまさ)閣下よりの祝電披露

次に海軍大臣、鈴木信太郎(すずきしんたろう)閣下よりの祝電披露

そして連合艦隊司令長官、山本三六九(やたもとみろく)閣下よりの祝電披露です」

「ぅ、続けてくれ」

「はい、次に校長閣下より祝辞

その次が艦長代理によるあいさつです」

「あぁ」

「その後は海軍行進曲を斉唱します

最後に国歌斉唱後

07:30に閉会宣言の予定です」


はぁ、気が重い

元々私は艦長代理など成るつもりは無かったのに


「なにか問題がありましたか」

「いや、少し考えていただけだ

ご苦労、()がっていいぞ」

「ハッ、それでは06:50にお迎えに上がります」

「ん」

「失礼します」

バタン


はぁやっと行ったか


「あぁ~やだよ〜行きたくないよ〜」


コンコンコン

「!」

「副長の和紗(かずさ)です」

「入れ」

「失礼します」

「どうした、まだなにか合ったか」

「今朝、艦長代理宛の手紙が届いておりました」

「手紙?差出人(さしだしにん)は?」


(⌒▽⌒)


なんだその笑顔、絶対ろくな事じゃないやつだ

そもそもここに手紙を送れるのなんて


「連合艦隊司令長官、山本三六九閣下よりです」

「あぁ、そうか」

「どうぞ」

「う、うむ」

「それでは自分はこれで、失礼します」

バタン


、、、ギイイイイヤーーーーーー


「やだやだやだ、絶っっっ体読みたくない

だってだってだって、ま〜たろくでもないことだもん、やーだやだやだやだ。」

バタバタバタ

「あぁ、どうしよう」


コンコンコン

「!」

「航海長の碧衣(あおい)だよ」

「入って」

「失礼します」

ガチャ バタン

「あ〜お〜いちゃ〜ん(泣)」

「はいはい、いいこいいこ」

「うぅ」

「よしよし、大丈夫だよ〜」

「和紗がまたイジメてくる〜」

「今日はどうしたの」

「私が父上のこと苦手なのに父上の手紙を持ってきたんだよ

あのまま忘れてれば気づかなかったで押し通せたのに〜〜〜」

「うんうん」

「どうしよう

このままじゃぁ父上からの手紙読まなきゃいけないよ〜〜〜」

「なるほどね〜」

「あおいちゃん助けてよ〜」

「任せて、いっちゃんのことは私が守るから」

「うぅぅぅ」

「(あぁなんて可愛いのこのままずっと泣いててもいいんだよ、というよりこのまま私に全てを任せてくれればいいのに、身も心も全部全部全部全部全部私のものになればいいのに)」

ゾク

「!」

「?いっちゃんどうかした?」

「い、いや、なんか寒気が」

「そう、風邪をひくとよくないし私にくっついて」

「う、うん」

「っと、それで手紙どうする?」

「どうしよう」

「じゃあ私が検閲(けんえつ)して大丈夫なところだけを伝えてあげる」

「う、うん」


はぁ~心配だ、手紙の内容もそうだけど碧衣ちゃんも心配だ

昔からどこか怖かったけど最近妙な悪寒(おかん)が増えた気がするもん


「なるほどなるほど」

「ど、どうだった」

「う〜ん、出航したら南の空を見てほしいんだって、他はとくに書いてないね〜珍しく」


なにそれ余計に怖いんだけど


「見る方向を間違えてたってことにしたらいいんじゃない」

「な、なるほど、海軍軍人として方角を間違えるなど言語道断だけどしかたないよね」

「うんうん」


コンコンコン

「!」

「副長の和紗です

時間になりましたのでお迎えに上がりました」


はぁ~、私はこれこらどうなってしまうのだろう

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