表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プリズン・ゼロ  作者: タコスマン
はじまり編
9/11

第九話 死体発見M

自分が犯人ではない証拠なんてあるのか?

それをずっと正成は考えていた

取り敢えず何をすればいいか分からなかったので銀さんに話しかける

「ねえ。僕は何をすればいいかな?」

「そうですね。死体は私が調べておくので部屋の調査をお願いします。」

銀さんが指示を出す

正成はその指示通りに部屋を調べ始めた

まず正成が調べ始めたのは割れた机だ

一つの机が真っ二つに割れてしまっている

金属バットでも使わないとこんなことにはならない

しかし正成は金属バットを持ち出した覚えはない

なら誰の仕業だろう

そう考えても分からなかったので正成は尋ねる

「この机は誰がやったの?」

「恐らく正成さんですね。正成さんは金属バットを持っていましたし...」

銀の発言に少し違和感を持ったが論争で勝てる気はしないので正成は黙ることにした

銀の発言が正しいなら自分がここで金属バットを振るって暴れたということになる

しかし一つおかしい点に気づいた

「あれ?金属バットってどこに行ったの?」

「それは正成さんが持ってるのでは?」

正成はしっかりと自分の体を隅々まで調べたがそんなものは見当たらなかった

まさか誰かが金属バットを持ち出したのか?

そんなことを考えるが正成は考えるだけ無駄だと思った

「ところでそっちは何かわかった?」

正成は考えるのを止めて銀にそう尋ねる

「全くわかりません。死因も何もわかりません。これが誰の血液なのかも。」

「なるほど...ん?それは何?」

正成は仁の首当たりの服の焦げた跡を指差して言う

銀はそれを見てしばらく考える素振りを見せた

「これはスタンガンの痕跡でしょうか...?」

銀は自信なさげに言う

「そうかも!だって琉人君は停電の時にスタンガン持ってたもん!」

「なるほど。これは重要な証拠ですね」

正成は自分が犯人ではない証拠をまず一つ見つけた

そう思い少し喜んだ

スタンガンで人を殺すことはできるのでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ