第八話 死体発見R
「死体が発見されましたーーー！それでは証拠収集の後裁判を行いまーす！！」
食堂に入った瞬間うるさく放送が鳴り響く
「死体が発見されたってことはこれは...」
「本物ですね」
琉人が言い辛そうにしていたので合流してきた銀さんが続きを言う
三人の前にある本物の死体
それは仁であった
食堂に入ったときに声を上げたのも血まみれになった仁の死体が即座に目に入ったからだ
「誰がこんな事を！」
正成がそう言って怒る
「申し訳ないけど僕には君が犯人としか思えない」
「ひどいよ！どうして！」
「だって正成君は暴れてたじゃないか！」
「僕は覚えてないんだ！」
「二人とも落ち着いてください」
口論をしている二人を銀さんが止める
「もし本当に正成さんが犯人でないなら証拠を集めた方がいいのではないでしょうか？」
「正成さんが犯人ではない証拠を」
「そして琉人さんも正成さんが犯人である証拠を集めてください」
その言葉に琉人と正成は頷く
そして琉人は食堂から出ていった
「さて、どこから調べようか」
琉人はホールで呟く
琉人はひとまずブレーカーを調べに行くことにした
恐らく犯行は停電中に行われた
しかしブレーカーから食堂は丁度反対方向にある
だから停電をその場で起こした場合直ぐに食堂へ向かって仁を殺害するのは不可能
だからこそ琉人はブレーカーに何かの仕掛けがあるのではないかと考えた
琉人はブレーカーの前に着くとブレーカーを開ける
そして隅々まで調べる
そうしていると琉人は手が滑ってスイッチを一つ下ろしてしまった
そのスイッチはどうやらホールの灯りのようだ
しかしホールを見ても灯りはついている
スイッチが作動していないのかと琉人が思ったその瞬間
ホールの灯りが消える
おかしいと思いつつ琉人はブレーカーのスイッチを戻す
しかしまだ灯りがつかない
それから10秒ほどしてやっと灯りがついた
ブレーカーのスイッチには誤差がある
琉人はそう考えた
しかしそんなことが分かってもほぼ意味はないと感じて肩を落とした
仁のリタイア早すぎません？
これ書いたの誰ですか？
