第二話 囚人
「自己紹介か、確かにやらないとだな。君から頼んでいいかい?」
ザ・社会人と言った見た目の男がそう言う
「いいですよ。僕は橘琉人。よろしくね」
一番最初に目覚めた男がそう言う
「じゃあ次は俺が言うよ。俺は佐藤仁。もう寝るね」
小柄な男はそう言って本当に寝始めた
しかし社会人らしい見た目の男がビンタして起こした
仁は早くしろと言った感じで不機嫌そうにしている
「僕は五十嵐正成。怖いよ。」
大柄な男がそう言う
見た目の割にだいぶ気弱そうに話した
「私は楠木美結。私に少しでも触れたら殺すわよ?」
可愛らしい見た目の女は物騒な言葉を放つ
その言葉に正成は怯えている
「私は銀です。しばらくよろしくお願いいたします。」
美貌を持つ女が丁寧にそう言う
「僕は伊藤光。多分僕が最年長だからみんなを引っ張るよ。」
社会人のような見た目の男がそう言う
これで全員の自己紹介が終わった
そのタイミングで再び放送が鳴り響く
「まるで狙ったかのようなタイミングだね」
仁がニヤけながらそう言う
そんな仁には構わず放送が始まった
「そういえばさきほど言い忘れましたが皆さんにある物を配給します」
「それは人によって違うので自室に着き次第ご確認下さい。」
そしていいたい事だけ言って放送は終わった
「どうやら自室があるみたいだ」
光が放送が終わってからそう言う
「取り敢えず俺は自室で寝るよ」
そう言って仁はどこかへ消えていった
「待ってよ!」
そう言って正成も仁に着いて行ってしまった
「まずい、僕たちも急ごう!」
琉人がそう言って囚人たちを急かす
そして全員で仁達を追って行った