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九匹目 ~(《暗黒を纏いし者》 C・>

~( `ϖ´)<なるべく毎日更新したいです

 《天暦※※※※※※年 α月 Ω日 解脱の半刻》


「ネズミかぁぁぁー!(orz)」

「? 何がダメなの? 可愛いじゃん、ネズミ。ってか、わざわざ『カッコおーあーるぜっとカッコ閉じる』とか言わなくていいから」

「人によっては、そうかもだけどさー」


 なんというか、こう、熊とか、狼とか、カッコよくて強そうなのが良かった。

 本心を言ってしまえば、ちょっと物足りない。


「えーっと、今のキミの種族名は、《レッサーラット》だね」

「種族名も下位なのか.........」

「ま、その姿で経験値積んでレベル上げれば、上位種に進化できるかもだから、あんま落ち込まないでよー」

「うーん.........」


 この姿でレベルを上げるかと言われれば、別にしないと思う。

 使い慣れた体が一番だ。


「キミにはカッコイイ動物は似合わないってことさー」


 確かにそうかもしれないが、コイツはさっきから、イラッとさせる事ばかり言ってくる。

 そんな気配が伝わったのか、彼がフォローを入れる(恐らくそんなつもりではない。と言うか、早く《超異能》を見たいだけだろう)。


「まあ、まだ《超異能》もあるじゃん」

「それもそうだな」


 気を取り直して、今度は虹色の球を開ける。

 すると、中から虹色の光が溢れ出て、俺の体を這うようにして登っていった。

 ふと、頭の中に新しい情報が無理矢理に捩じ込まれた様な、気持ち悪い感覚が、俺を襲った。

 丸々一分ほどは頭を抑えて呻いていたが、やがて、体と脳が適応した。

 頭の中に浮かんだ、その文字は、


「《暗黒を纏いし者》?」

「お、中々良いやつじゃん」

「どんなの?」

「んー。《超異能》の中には、一つの《超異能》にいくつかの機能があるやつがあるからね。ボクが説明するより、直接ステータスを見てくれよー」

「.........どうやって?」

「.........利き手じゃない方の手の甲を、利き手の人差し指と中指で、なぞると出る」


 そんな事も分からないのか、とばかりに間を開けてだが、彼は教えてくれた。

 若干ゃイラついたが、早速試してみる。


 スッ、スッっと左手の甲をなぞると、左手の上に、ステータスウィンドウが表示された。

 そこには、こう書いてある。


 ~~~~~


 [=《超異能(スパリティ)》=]

 《暗黒を纏いし者(ザ・シャドー)


 ・《暗黒は死を振りかざす(ブラックシャドー)


 一撃必殺

 相手に自分の物理攻撃が当たった際、一撃でHPを削りきる

 ただし、同じ相手には二十四時間に一度しか使えない


 ・《暗黒は刺客を覆い隠す(アンダーシャドー)


 気配消失

 ステルス能力

 一度認知された相手には効果を発揮しないが、【斥候】系上級職の《看破》でも発見されない


 ・《          (○○○○○○○○)


 ※

 解放されていません


 ~~~~~


 なるほど、確かに凄く良いスキルだ。

 世界のことを何も知らない俺でも、察しがつく程度には、だけど。

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