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三十九匹目 〜( 朝日までは長い C・〉

~( `ϖ´)<更新やで!

 ステータスウィンドウの中の、保有スキル一覧を見る。

 その中の、《毒ノ使ヒ手(野)》の意味を、ドーナに聞く。


 《そもそも《毒ノ使ヒ手》ってのはさー、『毒を精製・使用』する生き物が持つものなのねー。で、ここで、キミが思う自分の『毒』ってなにかなー?》

 《毒………………》


 言われて考えるも、特に俺は毒を使ったりはしない。

 繰り返すけど、俺は《暗黒》をメインで戦ってきた訳だし。

 相手に突き刺して戦う事が条件の《刺ノ有段者》は納得できたけど、こっちはあんまりしっくりくるものがない。


 《浮かばないかなー? これ知っとかないと、今後困るんだけどなー? こんな調子で大丈夫なのかなー?》

 《………………教えてくれ》

 《え〜っ! 分っかんないのかーっ、まーっ、じゃーっ、仕っ方ないかーっ! 分かんないならなーっ!》


 うわぁ、うっぜぇ。

 あんまり調子に乗ってると、勢い余ってワンキルしたくなるが、もう既に一回殺していた。

 さっきチラッと見えたけど、称号を示す欄に〈神殺し〉との記載があったから、ワンキル済みなのはもう確実。

 今後どれだけうざったいことがあっても、口でしか応戦できないのはちょっとばかし憂鬱だったり。


 《んーとね、まずはオマケみたいにくっついてる(野)に注目ー》

 《あぁ、確かに(野)ってあるな》

 《ところでー、《刺ノ有段者》の方にはなんかあるー?》

 《………………いや、特には何も。それだけだけど》

 《じゃあ、《毒ノ使ヒ手(野)》ってのは、何か野生的な毒を使うことを表してるわけだー》

 《………………おう………………?》

 《でー、スキルってのはさー、『その生物が出来ること』が、『実際にきっかけとなる行動があって』初めてスキルとして生えてくる訳ねー。で、もう一回聞くけど、『野生動物が使う』、『キミの行動で感染しそうな』毒って、なんだか分かるかなー?》

 《あぁ、分かった。()()()………………それも、粘膜から出る類の病原体でかかるヤツだろ》


 ここまでお膳立てされて、ようやく分かった。

 今まで、俺は『噛む』攻撃しかして来なかったのだから、それがトリガーになる毒のはずだったのだ。

 ウィンドウを見たのは色々あった後だったから具体的に何時、というのは分からなかったけど、生えた条件から考えると、恐らく《刺ノ有段者》と《毒ノ使ヒ手(野)》が生えたタイミングは同じ。

 それが、【擬態樹】のときか【透単蝙】のときかまでは分からないけども。

 ドーナからは、何も返事はない。

 多分、イジるネタを自分から潰してしまった相手にはそれ以上何も言わない………………とか、そんな事だと思う。

 少しづつコイツを分かってきたつもりだったけど、無言の意思疎通はまだ難しいみたいだ。

 ………………いや、言葉は発してないんだけどね、うん、だから無声の意思疎通は出来てる訳なんだけどね、うん。


 《じゃーま、こっからどーすっかね》


 自分のスキルの確認、ステータスの確認を済ませたので、そろそろ自分の住環境をなんとかすべきか。

 今此処には初めて来て、地理的カンもない。

 その上今はもう夜、周りが暗い中で不用意に歩き回るのは得策とは思えない。

 だったら、いっそ今は此処に留まって………………?


 《おい、これ………………》

 《うん、そうだね、誰かが近くで火を使ってるね》


 よく利く魔獣の鼻と耳で音を捉える。

 注意して聞くときに両手を耳のそばに置く要領で、耳の周りを《擬態》で葉の形にし、音を受ける面積を拡大。

 パチ、パチ、という音が聞こえてくる。

 音が聞こえてくる方向を見ると――――――今俺はちょっとした高台にいた――――――下の方でなにやら光っていた。

 よく見れば、巧みに隠されているので気が付かなかったのだけど、煙も少し上っているのがわかる。

 そもそも煙が抑えられている時点で怪しい上、この煙の範囲を見た感じだと、山火事ということはないだろうから、ドーナが言っているように、十中八九そこには誰かがいる。

 すっかり暗くなり、日の落ちた夜に火を焚けば嫌でも目立ってしょうがないと思うけれど、まぁ俺の知らないキャンプ方法なのだろう。

 俺とその火との距離は、見たところ三百メートルもない位。

 この近さだと、何かの拍子に遭遇することもあるかもな。


 《………………よし、ドーナ、あそこまで行こう》

 《………………本気ー?》

 《あぁ、そうだよ。今の俺はただの【最下鼠】だろ? なら、そこまで怪しまれずに近づけるはずだしな。早目にその姿を拝んでおきたい》

 《まー、いーけどさー》


 不満、というか渋々といった感じで応答するドーナの声に、なにか嫌な予感はした。

 だけども、夜の森での出会い、って如何にも異世界風の出会い方に興奮を抑えきれなかった。

 どの道俺には《暗黒を纏いし者》があるから、潜伏といざというときの対策には心配ない。

 ………………はずだよね?

~( `ϖ´)<完全に趣味の話になりますが


~( `ϖ´)<まーりんでがちゃがちゃまわしたのにつぎはすかでぃくるの………?


~( `ϖ´)<おさいふはしぬ


~( `ϖ´)(そしてお迎えできない未来が見える)

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