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二十二匹目 ~(興味と申し訳なさと C・>

~( `ϖ´)<ちょっと最近作者がマジで忙しすぎて


~( `ϖ´)<執筆の時間がなかなか取れず


~( `ϖ´)<更新遅れました、ごめんなさい

 《天暦※※※※※※年 八月 八日 AM3:30》


「あ、ソフィーさん」

「ソフィーさん遅いッスよ!」

「本当だ。正直に言わせてもらえば、かなり待ち草臥れたぞ」

「ごめんね。ちょっとさっき出会ったネズミの子に.........あ、そうそうその子。その子にもあげようと思ってたから、ちょっと足りなくなっちゃって。だから、もっと取ってきたの」


 親しげに話すのは、ネコミミ少女達(ミーニャ、ミュータロー、ナーガと言うらしい)と、ローブの女性(ソフィーさんと言うらしい)。

 その雰囲気を見て取るに、恐らくこの人たちは知り合いだ。


「それにしても、今回は随分遅かったのね」

「あれから、もう二年くらいッスか?」

「あー、去年は賊に入られちゃって。ほら、去年は肥料の中に異物があった、とかで色々厳しかったでしょ?」

「なるほどな。確かに去年は市場にあまり出回っていなかったと聞く」

「ごめんね、本当に。ただ、今回のは手間暇掛けたからね! かなり美味しいと思うよ!」


 困惑している俺をよそに、どんどん話が進んでいく。

 だんだん分かってきた事がある。

 それは、彼女たちは、かなり仲がいいと言うこと。

 たぶん昨日今日の付き合いじゃなくて.........少なくとも数年単位の仲の良さだ。


「それは楽しみね。期待せずにはいられないわ」

「ホントッスね! もう想像しただけでヨダレが出そうッス!」

「確かにそうだな。今年からもソフィーに感謝だ」

「良いんだよー。君達に食べてもらいたくてつくってるんだし。むしろこっちがありがとうだよ」


 毎年のように会っているらしいし。

 よく良く考えれば、この家にはきちんとしたセキュリティシステムがある。

 俺が家に入る時に認証させてもらったあれだ。

 確かその時、ソフィーさんは、「登録した魔力を認識して、登録済みの魔力保有者のみを通す」ようなことを言っていた。

 それが本当なら、中に居る人の判断で扉を開けたりしない限り、この家に侵入するのは困難だ。

 俺が開けたわけではなく、ソフィーさんは別の場所に居た。

 それでも入る事が出来たなら、その人たちはソフィーさんの知り合いと言うことだ。

 つまり。


 《え、俺は恩人の知り合いを思いっきり殺そうとした訳?》

 《まー、そうだねー。流石のボクでも直接干渉せずに交友関係まで探るのは骨が折れたし、今は出来ない可能性もあったからー》

 《マジかよ俺。超失礼な奴じゃん》


 あれは自分なりの正解に基いた行動だった。

 その点は嘘じゃないし、あの場で取れる選択肢の中ではそれしかないと判断したのは俺だ。

 でも、こうして事情を理解すると、あれは早とちりだった。

 かなり失礼で迷惑なことをした.........


「チュチュチュー(本当にすみませんでした)」


 誠心誠意対応するジャパニーズビジネスマンを参考にして、俺はミーニャという《猫精族(ピクシーキャット)》の両手の上で謝罪をした。

 両手を床に置いて、手と手の間の中心を目掛けて頭を擦り付ける。

 そう、土下座だ。


「チュチュ、チュー(ソフィーさんと知り合いだって知らなかったんです)」


「チューチュー.........(つい悪い人と勘違いしちゃって.........)」


「ああ、気にしなくていいわよ。私達も少し紛らわしい会話してたしね」

「あ、そっかぁ。ミーニャ達はこの子達の言うことが分かるんだもんね」

「まぁ、そッスねぇ。相手に理性と知性が十分にあれば、多少の種族間は問題なく会話出来るッス」

「ウチの村の長老は、荒ぶる《爪龍族(ドラゴン)》との会話すらこなして見せたらしいがな。流石にそこまでは俺達でも不可能だ」

「ふーん、凄いねぇ。.........やっぱりその力は羨ましいよ、うん」

「チュ、チュッチュー?(確かに便利だと思うけど、どうして?)」


 疑問に思ったから、聞いてみた。

 あんまり意味は無い質問かもしれないけど、こういう事態(勘違いや思い違い)をなるべく減らすため、相手のことはなるべく知っておきたい。


「ほら、また何かこの子が言ってるのに、私には全然分かんないんだもん。精々聞きたいことがあるって事と、それが私に対するものだって事くらいしか分かんないし」

「それだけ理解できれば十分な気もするけど.........」

「えっとッスね、今度は『なんでそんな力が欲しいのか』って聞きたいみたいッスよ」

「ああ、なるほどね、そういう意味だったのかぁ.........ちょっと長くなるかもだから、一旦みんな座ろうよ」


 そう言って、ソフィーさんは三人分の椅子を用意する。

 丸太の真ん中辺りで切れ込みを入れて、片方の底面からも切れ込みを入れて作ったらしく、日本でちょっと前に流行っていたタイプの喫茶店を思い出す。

 端っこが所々焦げていたりするのは何故だろう。


「さ、切ってきたリリゴの実もあるし、つまみながら聞いてよ。ミーニャ達にも聞いて欲しいな」

「そう? なら、失礼するわ」

「じゃあ、オレはこの椅子にするッス! ここの木目がカッコイイッス!」

「ならば、俺は一番頑丈そうなこの椅子を貰うとするか」


 次々にネコミミ達が椅子に腰掛けていく。

 俺も、「あなたはこっちね」と、さっきまでぬいぐるみが座っていた椅子に座らされた。

 .........なんか複雑な気分。

 座ったミーニャや俺達を見回して、なんだか嬉しそうな顔をしたソフィーさんは、いつの間にか


「うん、みんな席に着いたね。じゃあ、話そうか。あれは何年前の事だったかなぁ.........」

~( `ϖ´)<次回の話はそこそこ重要になるんじゃないかな、と


追記:

《ミーニャ・ミュータロー・ナーガ》


《猫人族》の村に暮らす《猫精族》の三人組。

ミーニャはアタッカー、ミュータローが斥候、ナーガがタンクの役割を担う。

ミーニャは身長普通でスレンダー、ショートカット。

ミュータローは身長低めで細身、ややロングヘア。

ナーガは身長高めで筋肉質、髪はかなり短め。

三人とも茶色寄りの黒髪。

今後とも結構長い間登場する予定。



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