十二匹目 ~(ボク、今アナタの中にいるの C・>
~( `ϖ´)<体の内側から声が聞こえるって、
どんな気分なんでしょうねー
《天暦※※※※※※年 α月 Ω日 玉光の刻 神候補生殺人事件発生》
《おら! だせー! このやろー!》
脳裏にキンキンと響く彼の声。
放っておくのも、なんだかしのびない。
反応してやろうか。
《え、なに? お前生きてんの?》
と、割と本気の疑問を念じた。
《暗黒は死を振りかざす》が発動したのなら、あいつは死んだはずだ。
なのに、どうやら彼は生きている。
どういうことかなー、と考えていると、またアナウンスが。
《吸収成功》
《ドーナのポテンシャルと吸収を合成.........合成しました》
《《吸収》が《記憶を紡ぎし者》に進化しました》
どういう事だ?
さっきから謎の現象が多すぎて、理解が追いつかない。
俺は、混乱していた。
《あーあ、もう無理だー》
《急に大人しくなったな》
《だって、もうキミのスキルになっちゃったもん。抗いようがないよ》
《つまり、お前、ドーナは、俺の中にいる、と》
《まーね》
うーむ、なるほど。
こういう経験はしたことが無いから、何をしたら良いやらさっぱりわからん。
《ま、自我は残ってるから、会話は出来るよー。それに、やらなければならない事が何も無いのは、少しだけ良いし》
《呑気かよ》
ある意味ありがたいけどね。
と、少し穏やかな空気が流れたのも束の間。
『研修生用転生指導室部屋番号一七八五九番の研修生の生命反応消失』
『原因は当時指導を受けていた死者と見られ』
『以下の者を指名手配とする 個体名:須藤凱渡 罪状:《神殺し》』
俺は指名手配されていた。
~( `ϖ´)<ご感想お待ちしております!




