その2 向日葵 作者:雪風 無由
向日葵。
目の前に広がるのは太陽の光を浴びた夏の草花。
私は向日葵の花束を持って、あの人の所へ向かう。
急ぎ足にならないようにゆっくりと。
向日葵の花はあなたが愛した花。
そして、私が愛する花。
私は向日葵が咲き誇る花畑を越えてあの人の所へ向かう。
そう・・・そこへ行けば、あの人は待っているのだ、私を。
私が微笑むとあの人は「綺麗な花だね。」と微笑みながら私を見つめる。
あの人の笑顔に私は見とれた。
その綺麗で、純粋な微笑み、私は、この人が好きだ。大好きだ。
あの人が口を開いた。
「ねぇ・・・向日葵ってね、孤独な花なんだよ。ペルーの方では神聖不可侵として扱われているんだ。
向日葵は、ずっと・・・ずっと孤独に咲いてるんだ。」
あの人は切なげに笑った。
あの人の心の中は孤独なのだろうか、いつも見せてる笑顔は偽善なのだろうか。
自問自答しても、答えなんて見つかるはずもなく。
「そうなんですか、私は、向日葵の花好きですよ。向日葵は眩しいから、これからの未来を照らしてるような感じが
私は好きです。だから孤独なんかじゃありませんよ。少なくとも私には愛されているから。」
と間の抜けた返事を返してしまった。
それでも、あの人は微笑んだ。
「君は優しいんだね。」
そういったあの人の顔は、今にも泣きそうだった。
それから、秋がきて、冬がきて、春がきて、また夏が巡りきた。
私は、今日も向日葵を持ってあの人の所へ向かう。
そこには向日葵にかこまれている小さなお墓。
今日も私は、あの人に向日葵を届けにいく。
たとえ、あの人がもうこの世にいなくとも、私の目はあの人だけを見つめる。
みなさん、こんばんは、こんにちわ。
今回、この企画に参加させていただきました、雪風無由です。
今回は夏がテーマということで夏らしい?話を書かせていただきました。
私自身が悲恋?ものしか書けないため微妙な感じになってしまいました。
いろいろ日本語がおかしい部分がありますが、どうぞ宜しくお願いします。




