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異世界は帆船とともに  作者: 髙龍


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第二話

気がつけば赤ん坊に生まれ変わっていた、


「おぎゃぁおぎゃぁ」


と声をあげる。


そして泣くと金髪の若い女の人がすぐに飛んでくる。


「よちよち。いい子ですねぇ」


見た目はまだ10代に見えるこの女の人が自分の母親なのだろう。


あの爺さん。


神様の言うことを真に受けるなら自分はチートな能力を持っているはずだ。


ラノベなんかを参考にするならステータスと念じればいいのだろうか?


試しに「ステータス」と念じてみる。


すると空中になにやらプレートのようなものが浮かび上がった。


「おいおい。マジかよ」


と思いつつプレートを見る。


プレートには次のようなことが書いてあった。






アルフレッド・ド・マルコシアス 0歳


マルコシアス王国 長男


海神の加護


ステータス


体力  10


魔力  300


力   1


素早さ 1


耐久力 1


知力  1000


運   100




スキル


言語理解 Lv MAX


船生成  Lv 0


鑑定   Lv 0


アイテムボックス Lv MAX




「う〜ん。これが良いステータスなのかどうか・・・」


赤子にしては魔力とか知力が高いとは思うが他はどうなんだろうか?


比較対照がないから正直わからん。


スキルの言語理解とアイテムボックスがMAXなのは神の思いやりだろうか?


まぁ、そんなことより重要なのは船生成だ。


Lvがあるということは作っていくうちにLvが上がるのか?


試してみたいところだが母親がいるこの状況で作るわけにはいかない。


ここは寝たふりをしてみるか?


すやすやと眠ったふりをしてみる。


どうだ?ってこれはまずい。


本当に寝てしまいそうだ。


冷静に考えれば赤子の仕事は寝ることだろう。


この欲求を押さえるのは中々に難しい。


睡眠欲と戦いつつ母親が部屋を出るのを待つ。


カチャリと扉が閉まる音を聞いて目を開ける。


部屋に誰もいないか確認したいところだが、頭が重たくて無理だった。


精神を集中して部屋内に動く者がいないか探ってみる。


大丈夫だよな?


誰もいないな?


そんなことを考えてつつ「船作成」と脳内で考える。


するとリストのような物が頭に浮かんでくる。


だが、リストに乗っていたのは1隻だけだった。


現在作れるのはボートだけのようだ。


試しにボートを作ってみる。


一瞬だけ木製のボートが視界に入る。


全体を見たいところだが、体を自由に動かせない今は見ることができない。


という、このボートをどうしよう?


赤子の部屋に突然船があったらびっくりするだろう。


う〜ん。


と頭を悩ませる。


あっ。


アイテムボックス。


こいつにボートを入れられないだろうか?


念じてみるとどうにかアイテムボックスにボートを回収することに成功した。

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