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コミカライズした場合を想定しよう!

みなさま、初めまして。

霖廻 蛙/リンネ カエルと申します。



今回は──


『WEB小説から世に出た作品』と『雑誌連載作品から世に出た作品』における読者層の違いについてと


『コミカライズした場合を想定しよう!』について、ご紹介しようと思います!



※こちらの内容は、[中級者向け]小説家になろう 作品の執筆アドバイス にも掲載しております。





皆さん、こんにちは!お久しぶりですね!

自作の執筆やらなんやらしてました。

あとは、ちらほら書き手界隈で話題も上がったりはしてたんですけど、特に必要そうな内容では無かったので取り上げませんでした。


さて、今回は、たまたまリア友と小説について語り合っていた中で、僕が考える──



WEB小説受賞→コミカライズ決定→打ち合わせ→出版→打ち切りor成功



の流れについて説明していこうと思います!



※あくまでも、参考にしているのはバク◯ン。やYouTubeチャンネルやXでの編集者さん、漫画家さん、小説家さん等の呟きなどから考察した内容なので、必ずしもその業界がそうした仕組みである!

って訳ではないと思いますので、そこだけ訂正しておきます。



その中で、最も重要な部分の一つとして──



『WEB小説から世に出た作品』と『雑誌連載作品から世に出た作品』における読者層の違いについて



こちらをしっかりと説明できたらなと思ってます。



その際に、ハッキリと言葉を言おうと思ってますので、傷ついてしまう方がいるかもしれません。

ただ、あくまでも一読者としての感想と、自身が編集者としての立場として見た時に思うであろう指摘として捉えてもらえるといいのかな。と思います。

(特定の誰かを指すことはないです)



─────────────────────────



さて、長い前置きが終わり

さっそく本題に入っていきましょう!



まず、WEB小説と雑誌連載のコミカライズまでの過程を"ざっくり"とお話します。

(後ほど詳細を説明しますね。)



[ネット小説]


①初心者が作品を執筆する

②小説サイトに投稿する

③コンテストに応募する

④読者によるポイントの等の評価や読者による審査

そして、編集者の審査を経て受賞するor打診を受ける

⑤編集者との打ち合わせ

⑥漫画家との打ち合わせ(直接行うことはほぼない)

⑦編集者との打ち合わせ(おそらく半年〜1年程度?)

⑧雑誌掲載or電子掲載

⑨コミカライズ出荷

⑩ 読者アンケート・コミックの売上などの様々な要素によって連載の継続or打ち切り




[雑誌掲載]


①初心者が漫画を描く

②出版社に持ち込み

③編集者との打ち合わせ

④担当がつく(つかない場合は①〜④の繰り返し)

⑤読み切り作品を掲載するための打ち合わせ

⑥読み切り掲載

⑦受賞や読者・編集部の評価が良ければ連載会議に進出(ダメなら⑤〜⑦の繰り返し)

⑧連載決定

⑨期間不明〜おそらく1年以上の打ち合わせ

⑩連載開始

①①コミカライズ出荷

①②読者アンケート・コミックの売上などの様々な要素によって連載の継続or打ち切り




と、大体はこのような流れとなってると思われます。



ここまで見て違いが分かる人なら分かると思いますが、大きな点は『読者が読むタイミング』が違う。

って所です。



小説サイトに投稿した場合


まず、『1番最初に"文字だけの物語"を読者』が読みます。

そこから、『読者のイメージのみ』で世界観やキャラなどの見た目が構築されたまま小説として読まれていくんです。


もちろん。原作者がこうこうこうで、こんな見た目なんだ。と説明していたら最低限のイメージは持つことができると思いますが全く同じは不可能です。


ただ──


勇者らしい見た目の〜

少女は〜

青年は〜


とか、曖昧な言葉だけだと、全く分かりません。

なので、『読者の理想のイメージでキャラや背景が作成』されます。


例えば、他の作品で似たような見た目のキャラがいたなぁ〜。とか

まあ、よくありがちなアニメとかで見たことがある背景ね!とかです。


『読者のイメージで小説の物語』が進んでいきます。



ここをしっかり覚えておいて下さい。




それに比べて、連載雑誌の場合


『読者が初めて目にする』のは、『完成された漫画』です。

絵があって、背景があって、キャラの見た目やどんな背景なのかが視覚情報として分かります。


そこから、『物語を読んで・見て』面白いかを判断するんです。



この違いが大切なので、覚えておいて下さい。



─────────────────────────



では、さらに細かく両方の説明をしていこうと思います。

まず、ネット小説の方から説明した方が後々比較がしやすいと思うので、そちらから説明します。



[ネット小説]


①初心者が作品を執筆する

②小説サイトに投稿する

③コンテストに応募する

④読者によるポイントの等の評価や読者による審査

そして、編集者の審査を経て受賞するor打診を受ける

⑤編集者との打ち合わせ

⑥漫画家との打ち合わせ(直接行うことはほぼない)

⑦編集者との打ち合わせ(おそらく半年〜1年程度?)

⑧雑誌掲載or電子掲載

⑨コミカライズ出荷

⑩ 読者アンケート・コミックの売上などの様々な要素によって連載の継続or打ち切り



これに間に説明を挿し込んでいきます。



①[初心者が作品を執筆する]

これはどちらも同じです。

みんな最初は初心者なので問題ありません。

②[小説サイトに投稿する]

どのサイトを選ぶかも大切です。

サイトに関しては、他のエピソードで解説してるので割愛。

③[コンテストに応募する]

コンテストには参加条件があります。

内容は様々ですが、だいたいあるのは作品の文字数ですね。

おそらく、書籍化やコミカライズした際の最低数冊分のライン(1、2巻分あたりかな?)の内容は読んで評価したい。と思ってのことでしょう。

④[読者によるポイントの等の評価や読者による審査

そして、編集者の審査を経て受賞するor打診を受ける]


こちらは、『ネット小説』の『強み』であり、『弱み』でもあります。

強みとしては、『読者が直接読んで評価を下す』からです。

弱みとしては、『面白いの判断が読者のイメージありきの判断』となっているからです。



もっと、詳しく説明すると、先ほど覚えておいてほしいと伝えた内容ですね。



『この時点での作品』は『読者のイメージ』によって、『面白いかの判断』をします。

また、『文字だけ』を読んでいると、『作品の矛盾』や『リアリティさ』を無視して読みます。



これが後にコミカライズ化した際の『打ち切りに繋がる原因』だと、僕は思っています。



そもそも、ネット小説は『無料』で読めます。

無料で読めるなら、どんな作品を読んでもいいし、わざわざ指摘コメントをしなくてもいい、面白くなければ途中で辞めても良いですよね?


それが『無料』だから、何回でも、誰でも出来るんです。

そこで『読者のイメージ』のみで面白いと評価された場合、『作品の矛盾』や『リアリティさ』を無視して読み進めてしまいます。

読者の勝手な解釈で、「まぁ、無料で読める作品なんだし、あんまり考えなくてもいっか!」とか、「そんな設定あったんだ〜」「覚えてねぇ〜」って感じで『流される』からです。


また、そこで得た評価をシステムとして運営側の判断基準の一つとして含まれるのではないかと思っています。

(中にはサイトによって異なる場合もありますね)


また、打診を受ける。

これは、すでに受賞した作家さんに対してあるものだと思ってます。

何なのかというと、書籍化した作家さんの他の作品の中で、面白そうな作品はあるかの提案を編集者からされるのではないかと考えています。

これは漫画家さんでもあるので、こっちもそうじゃないかなぁと僕の想像ですね。


でも、実際に受賞される作品の中に、高確率で同名義の作家さんの作品が含まれています。

つまり、書籍化したい運営側や企業側の都合によって、最低限の担保として、売上を確保できる道としてローテーションをしているのでは?と考えています。

もちろん、それだけだと才能の芽を掘り出すことができないので、しっかりと応募作品から選出はしているんだと思います。


ただ、名が売れてファンが付くので、その点はかなり評価システムとの相性はいいと思われます。

その作家さんの作品だから、評価を入れる。

ネットのファンは多いですね。実際にランキング上位の方を見てみると、過去に書籍を出してる方が多く、たった3話程度しか載せていなくても四桁の評価とかありますからね。


まあ、この辺は真偽不明です。

でも、専属契約をしていたなら、あり得そうな話ですよね。


中には、Xのつぶやき等で、ならなんで今回は選ばれなかったの?と受賞された作家さんのつぶやきを見ますが、ローテーションによって今回は違う作家さんが選ばれているだけ。の可能性がありますね。

編集側はその作家さんだけを優遇することはできないでしょうし、生活がそれぞれかかってるでしょうから。


現に、漫画業界でも、漫画家志望がたくさんいる中で、実際に雑誌に載るのは前作ヒットした作家さんが多いと思いませんか?

もちろん、これは専属契約などの関係もあると思いますが、数ヶ月や数年単位で時間をかけた後に、同じ作家さんの連載が開始されます。

この間に、準備を進めて、面白い作品を担当編集さんと打ち合わせをしている。

そして、編集部内の連載会議を通ったから、連載されている。

までが内情として含まれています。


これと同様な事が、小説家の中にもあるのではと思っています。

⑤[編集者との打ち合わせ]

受賞したら、担当する編集者がつきます。

もちろん、その編集者さんは、何名か他にも担当をされている前提で認識しておいてください。

ここで行われる打ち合わせの内容については、僕は受賞もした事ないので分かりません。


ですが、知識からの推測をするのであれば、確約されたコミカライズ2巻、3巻までとコンテストの説明欄にあったりするので、コミカライズに向けた打ち合わせを主にするのではないかと思っています。

ラノベの書籍化はよく分からんので、ここではコミカライズのみの打ち合わせを予想していきます。


まず、コミカライズをするにあたり、作画をする方を決めなければなりません。

その際に、出版社さんによっては、「誰か、この人に描いてもらいたいとかありますか?」と、提案される場合があるのではないかと思ってます。

これも作家さんの呟きとかを見ての想像ですが。


そして、選ばれる案として


①新人漫画家

②ある程度実力がある漫画家

③原作を読んで自ら描きたいと提案した漫画家

④イラストレーター


の四択なのではないかなと思います。



①新人漫画家

これは、言い方は悪いですが、漫画家の育成を兼ねた試験運用。と、捉えられても仕方ないでしょう。

あとは、出版社側(編集者)の都合とか?


②ある程度実力がある漫画家

こちらも、出版社側(編集者)の都合がありそう。

例えば、そろそろこの漫画家さんの連載を当てたいけど、面白そうな原作が無いな。なら、作風とかも丁度良さそうだから、この作品に当ててみるか。とかですね。

(実際にあるかは知らないです。あくまでも想像です。)


③原作を読んで自ら描きたいと提案した漫画家

これは、結構作家さんの裏話とかで聞きますよね。

実際にありそう。

ただ、すでに連載作品が何作品かある作家さんの作品に対して多いイメージですかねぇ。


④ イラストレーター

作家さんが好きなイラストレーターさんを答えて、漫画を描いてみませんか?と編集側から打診するパターンですね。

結構多いです。


それらが双方納得して決めた後に

⑥[漫画家との打ち合わせ(直接行うことはほぼない)]

がおそらく始まります。


もちろん、作家側と漫画家側の直接なやり取りはないと思われます。

(これは何か問題があった時に困るからですね。)


なので、編集者を通して意見が交わされます。

ただ、編集者を通す事で、お互いが本当に感じたり、思っている事がそのまま伝えられない場合があります。

そのため、編集者の言葉の伝え方で、作品の相違点が浮き彫りになり、後々困ることになるケースを多々みられます。


また、話す内容としては、漫画家は原作に目を通し読みます。(これは作画を決める際に、すでにしてるのかも?)

そして、キャラ作りや世界観の想像をします。


作家側は、書籍版のテコ入れ(添削等の修正)や、ここからここまでが漫画での1話分になるように区分けしていくのではないかと思います。


それを元に、簡易的なネームを作成し

それをみた漫画家さんが、さらにちゃんとしたネームを描いていく。

その工程の確認を、編集者を通して行われていきます。

⑦[編集者との打ち合わせ(おそらく半年〜1年程度?)]


この辺は、⑥でも書いたんですが、設定とかの見直しや、添削作業、ネーム、その他書籍化する際の細かな部分を決めていくと思われます。

(⑤〜⑦は入れ替わりがあるかもね)


また、この期間はおそらく長く、少なくとも1年はかかると思います。

⑧[雑誌掲載or電子掲載]

そうして準備が進んで、『コンテストの受賞から1年以上』かけて、ようやくコミカライズが『掲載』されます。

⑨[コミカライズ出荷]

⑩ [読者アンケート・コミックの売上などの様々な要素によって連載の継続or打ち切り]


まあ、最近よく聞くのは、コミックの売り上げですね。

コミックに載るエピソード数って、大体9〜11話程度です。


そして、小説での一文や描写、行動は

ほんの数行程度で終わりますよね?

それも、小説の1話の内容を漫画にした時の作画コストは比べものになりません。


その代わり、読み取れる情報が分かりやすくなり、イメージにも残りやすいです。


まず、コスト面の話をするならば──


個人の早さにもよりますが、『一人の人物を描き上げる』のに、『大体2〜3時間くらい』はかかります。

大きさとか、服装の細かさとかにもよりますけどね。

その場合はもっと増えると思います。


それを『場面ごと』に『動き(モーション)』を加えながら、『同じ見た目』で、『十数ページ』ある中で描くんです。


もっと細かく言うと


①ネーム(全ページのざっくりとした物語の絵を描く)

②下書き(ネームは棒人間等なので、もう少しキャラの原型を描いていく)

③下書きorペン入れ(ここは個人によって異なります。いきなりペン入れする人もいるし、もうペン入れをした絵とほぼ同じ下書きを描く人もいます。)

④ベタ塗り、細かい線入れやトーン入れ(影とか、髪の毛や背景の細かな線とかの色付けなど)


①を除いた、これらの作業を2〜3時間でやります。

※あくまでも人物平均1人あたりでです。


そうして、数日かけて全てのページの人物のみを完成させます。

でも、いま言ったのは、ほぼ人物だけですよね?


ここに『背景』や『他のキャラ』、『モブキャラ』などが加わります。



これらを一人でやるには、今の話を聞いたら、めちゃくちゃ時間がかかるのが分かりますよね?



さらに、イラストレーターさんの場合。

漫画家さんに比べてこの辺りの技術は劣ります。


何故なら、イラストレーターさんは、あくまでもイラスト一枚を仕上げるプロだからです。

中には漫画を描いた、すぐに描ける。なんてひともいるかもしれませんが、とても神経をすり減らしてやっていると思われます。


一方で、漫画家さんは、それを当たり前のものだと思って描いているので、その分の時間の差が生まれてしまうんです。



なら、「人を雇えばいいんじゃないの?」



と思ったあなた。そう甘くないです。


何故なら、原稿料は出版社にもよりますが、『大体1ページ9000円〜19000円』の範囲内だと言われています。

単純に19ページの漫画だとして、原稿料が9000円の出版社だとしましょうか。

(これはめちゃくちゃ低い相場です)


計算すると、171000円です。


この原稿料が毎月支払われたとして、背景を描いてくれるアシスタントを1人雇うとしましょう。

大体アシスタントに支払う給料として理想なのは、毎月二十万以上です。


もう、この時点で足りてません。

全て渡したとして、漫画家には一円も残らないですよね?


なら、どうやってアシスタントを雇っているのか。

コミカライズの収益によって、漫画家は生活をしており、原稿料をアシスタントに渡して成り立っています。

なので、仮に四十万円の収入が入ったとしても、その内、アシスタントを2名雇っていたら収入はないってことになります。


このように、漫画家はアシスタントを雇うと赤字になり、コミカライズの収益を得れるまでは、貯金などからの自腹を切って生活しなければなりません。

(もしかしたら、手当とか編集側からあるのかもしれないですが……自腹の話を聞いたことがあるので、なんともですね。)


と、なるとですよ。

漫画家は一人で描かないと生活できないパターンが多いんです。

そうなると、よく読者が言う『この漫画は絵が下手だ』とか、『背景が全然描かれてない!』とか耳にしますよね?


あれらは、確かに漫画家の腕もありますが、それだけが全てではない。と言うことです。

決められた納品までに、コストをかけられない状態で描き上げなければならないんです。


そうなると、『時間をかけていられる絵』と、『時間をかけていられない絵』が出てくるわけです。

なので、背景があまりなかったり、大きな絵でページの幅をとったり、小さく描いて時短をしたり。

工夫をして描くんです。



それが多いのが『なろう系と呼ばれる作品』です。



もちろん、これにも原因はあります。

主な原因としては、2つ。


①大手出版社かそうでないか

②すでにコミカライズが決まっているから


です。


これは、連載作品の方でも出てくると思うんですけど、そもそも『準備期間』が圧倒的に『差』があります。

コミカライズが決まってから作画に入るこちらは、準備期間が短いと思って下さい。

なので、十分なクオリティを維持することができません。


また、大手出版社ではない場合。

ほとんどの読者は知りません。

なので、たまたま本屋で表紙だけを見て買うケースが多く、出版社としての売り上げを期待しちゃだめです。

なので、売り上げがないのに、低クオリティな作品のままだと、さらに売り上げがなくマズイんです。



だから、市場に出た時に文句を言われ、『面白くない』だの、『矛盾があって世界観がおかしい』だの言われてしまうんです。



理由として──


①編集者が機能してない

初歩的な『文脈』『セリフ』『日本語』『設定』がおかしいのに指摘していない。

これは、原作の時点でしろ。と言うのは無理があります。

流石にそんな時間はないからです。


でも、せめて、漫画のネームや完成した原稿の確認の時くらいはしっかりと指摘してほしい。と思う。


②原作通りにしようとしてること

原作は初心者の書いた作品です。

おかしな点があるのは当たり前です。

それを、編集者と共に『売れる作品』にする為の打ち合わせなんじゃないのか?

なのに、なんで原作のおかしな点を直さずに、そのままやるのか。

意味がわからない。


③漫画家も何故気付かない?

ネームを描いて、セリフの掛け合いとか、行動の違和感とか気にならないのかな。

それを編集者に伝えて、原作者に提案とかはしないのか?

気付いていて黙ってる可能性もあるかもしれない。

意味がわからない。



もちろん、擁護をするならば。


編集者も人だし、他の作品もあるし、漫画のことだけではない。ってのも理解は出来ますよね。

原作者の作品は、元が初心者なわけだから、粗が目立つのは仕方ないです。

編集者とのやりとりが少ない。とかの呟きも見ますしね。

漫画家さんは、描かせてもらう側なので、強い意見とか言えなさそうなのも分かる。



でも、『お金を出す作品』ですからね?

もう、ネットで読める『無料』の作品ではないんですよ。


その辺りは、面白くなるように原作改変もして下さいよ。

した上でそれなんなら、打ち切られて当たり前です。

読者舐めすぎでしょ。って感想になります。


本当の原作ファンが一番悲しいわ。

酷評されるのだって、作者もいい気分じゃないだろうし。

僕だって、もしそうなったら筆を折りたくなるわ。

でも、面白い作品を届けたいから書いてるのはみんなそうじゃないの?


と思う。




では、雑誌連載の場合は、何故そのようなケースが少ないのかをお伝えしますね。



[雑誌掲載]


①初心者が漫画を描く

②出版社に持ち込み

③編集者との打ち合わせ

④担当がつく(つかない場合は①〜④の繰り返し)

⑤読み切り作品を掲載するための打ち合わせ

⑥読み切り掲載

⑦受賞や読者・編集部の評価が良ければ連載会議に進出(ダメなら⑤〜⑦の繰り返し)

⑧連載決定

⑨期間不明〜おそらく1年以上の打ち合わせ

⑩連載開始

①①コミカライズ出荷

①②読者アンケート・コミックの売上などの様々な要素によって連載の継続or打ち切り



この流れで詳しく説明していきます。



①[初心者が漫画を描く]

これは同様ですね。

初めはみんな初心者です。

②[出版社に持ち込み]

ここが違います。

まず、『読んでもらう初めての人』が『編集者』になります。

それも、何作品も初心者が描いてきた『漫画を読んだ人』です。

(中には新人の編集者の人もいるでしょうけど。その辺りはガチャですね。)

③[編集者との打ち合わせ]

まず、作品が面白いと思ったら名刺を渡されます。

また、読み切りや本誌に載せる提案もされるかもしれません。

しかし、面白くなければ、その作品は返されます。

もちろん、面白く修正して再び見てもらうこともありですね。

あとは、他の出版社さんに持ち込むとかも。

④[担当がつく(つかない場合は①〜④の繰り返し)]

名刺がもらえて、担当がつけばその後の連絡を取り合います。

なければ、繰り返しです。

⑤[読み切り作品を掲載するための打ち合わせ]

いきなり本誌掲載なんてことは、まずありません。

なので、その作品を世間に発信して、そこで初めて『読者』の評価を得る為の読み切り作品として手直しをしていきます。

⑥[読み切り掲載]

読み切りが完成して、編集部の中で開催が決まれば本誌に掲載となります。

そこで、賞を獲れるかどうかも大切ですね。

⑦[受賞や読者・編集部の評価が良ければ連載会議に進出(ダメなら⑤〜⑦の繰り返し)]

〇〇賞に受賞したとしても、必ずしも連載されるとは限りません。

しかし、編集部が連載を決定すれば、本誌にて連載作品として連載されます。

⑧[連載決定]

⑨[期間不明〜おそらく1年以上の打ち合わせ]

連載が決まってから、『世界観』『キャラ』『設定』の見直しが始まります。

なので、読み切りと連載開始時にキャラの見た目や物語が違うのはそのせいですね。

より深掘りした物語を決め、キャラの見た目や魅力を徹底的に作り上げる。

それらを『編集者と共に』ゆっくりと時間をかけてやっていきます。

なので、読み切り掲載から、期間を空けて連載が始まるんです。

⑩[連載開始]

連載が始まると、読者アンケートによってその週に面白いと思った順位が決まります。

その次の週の掲載順が、アンケートが関与しているのは、おそらくそうだと思います。


ただ、必ずしも全部が全部ではなくて、入稿の遅れによって下位掲載になることもあるし、センターカラーの都合。(連続でカラーが来るのは雑誌としてバランスが悪い)とかの理由で掲載順は変動すると思ってます。

①①[コミカライズ出荷]

大体3ヶ月くらいでコミック1巻分のエピソード数となります。

なので、そこから順次コミックを出荷していきます。

なお、出版社によって、最低ラインの初版部数も決まっていると思われます。

無名作家の新連載だと、◯ンプとかだと一万部とかなのかな?

(それっぽい話を聞いただけなので、真偽は不明です。)

①②[読者アンケート・コミックの売上などの様々な要素によって連載の継続or打ち切り]

読者アンケートもかなり大事で、大体13位〜10位辺りの下位作品は打ち切り筆頭の候補となります。

それでも、出版社によっては、最低◯話までは掲載させてあげるよ〜。ってあるみたいですね。

なので、それまでに順位を上げながら、コミックスの売り上げを増やせる作品にしなくてはなりません。


ここで、コミックスの売り上げが良くないと、ほぼ打ち切りとなります。

あとは、〇〇賞とかで受賞したローテーションの作品の準備期間がやってきて、新連載が始まるタイミング。とかも関係ありそうですよね。




で、なんで雑誌掲載の作品が、文句があまり言われないのか。

なんですけど



そもそも過程が違いましたよね?


①最初に見せる読者が編集者であること

②すでに漫画として完成されていること

③編集者とのやりとりがしっかりしていること

④ちゃんとした作品になった状態で、初めて読者に読んでもらうということ

⑤そこで得た評価と編集の判断で連載が決まるかどうかということ

⑥連載が決まった後に、1年以上もの時間をかけて手直しをしていること




これらは、『お金を出して買った雑誌』で読める前提で成り立っています。




つまり、読み切りとは、まだお金を出して買わなくてもいいけど、他の作品のついでに、『試し読み』してね!

ってことです。


読み切りと言う『試し読み』があって、新連載という『すでに読みたい作品がある雑誌の中に存在する1作品』という『試し読み』があるからこそ、読者はお金を払っているけど、実質無料で『世界観』『キャラの見た目』などを判断することができるよね。

って仕組みなんです。


だから、安心して『どんな内容かを分かった上』でコミックスを買うことが出来るんです。



これをネットからのコミカライズで例えると──


読み切りという『無料』の『原作小説』があって、自身がイメージする『キャラ』や『背景』を想像しながら面白かった!と判断する。

その作品が『コミカライズした時』、『初めてキャラや背景が分かる』ことで、自身のイメージとは異なっていたと『相違点を感じて』しまう。

そして、試し読みもなく、コンテストの賞に書いてある通り、ただ確約されて出版された『コミックス』を買った読者が、中身を読んで絶望する。


そんな感じです。





だから、『ネットでの評価』と『世間一般の評価』は違うって、僕は前から言っているんです。




この辺の仕組みや違いが分かっていないと、小説を『ただ書いてるだけなら』別に構わないです。

趣味とかね。自分の世界を読んでもらいたいだけなんだ!とかなら関係ないですから。


でも、『商品としての作品にしたい』んなら、初めからしっかりと考えて作品を作ることをお勧めします。



でないと、『世に出る前は好評』でも、『世に出てから酷評』を受けることになりますからね。




以上が、『WEB小説から世に出た作品』と『雑誌連載作品から世に出た作品』における読者層の違いについてと、『コミカライズした場合を想定しよう!』でした!



これは余談なんですけど、どうやって矛盾がないように勉強したらいいの?


と、思われる方におすすめな方法をいくつか。


①他人の作品の矛盾点や違和感を見つけてみて下さい

読んでいて、ん?って思うことがあれば、それを自身の頭にインプットしましょう。


②実際にコミカライズされた打ち切り作品を買って読んでみる

人気作品は芯がしっかりしているので、意味がありません。

あくまでも1、2巻程度で打ち切られた作品ですね。


③YouTubeの漫画レビューチャンネルの動画を見てみてください

あくまでも、納得できる批判的な部分をしっかりと聞いて理解してみて下さい。

作品がうんぬんではなく、自身が書いた場合を想定して、「あ!なるほど!」「確かにな!」と思えるようになれば、それは学びの部分として、自身の知恵の一部になるからです。


ただただ、ボロクソ言ってるチャンネルは見なくていいです。

ちゃんと論理的に、編集者目線で語ってるチャンネルを見つけてください。


④自分の作品を理解者に読んでもらい、指摘してもらう

これもいいですね。

自分で書いた文──


①日本語の違和感

正しい日本語や漢字ではなかったりとかね


②セリフの違和感 

物語の中にキャラはいます。

なのに、作者が話させたいセリフをキャラが言うのはおかしくないですか?

その物語の中にいるのに、なんで外側にいる作者の言葉や思想が分かるの?

ってことです。キャラ達で、ナチュラルに会話をしてもらいましょう。


③セリフと地の文の二重表現

例えば


今日は快晴で、太郎は公園を歩いていた。


「んん〜いい天気だな〜!公園に来たのも久しぶりだー!」


こんな感じだと、どちらかで意味や背景、行動とかも分かるじゃないですか。

なんでわざわざ2度も読まなきゃいけないんだってなりませんか?

作品によっては、書く場合もありますけどね。

(僕は理解しにくい書き方をしてるので割と書いてます)



以上が、おすすめの方法です。


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